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数日後、東京での仕事に誘われたものの、恐怖を感じて断った。ジャニー氏の目が見られなくなり、レッスンに行かずジャニーズから離れた時期もあったという。その後、親の事情で横浜に引っ越したあとも、ジャニーズとはつかず離れずという距離感だったが、2000年秋に決定的な事件が起きたという。
翌朝、テレビの仕事があったため、長渡氏は、六本木の東京全日空ホテル（当時）に宿泊。すると夜の10時頃、ジャニー氏が牛丼を持って訪ねてきた。「一緒に風呂に入ろう」と言われ、拒否したものの、マッサージからまた同じように口腔性交を強制された。
■逃げ出した翌日、ジャニー氏から電話が
「気持ち悪くなって、途中で外へ逃げ出したんです。パジャマのまま。財布の入ったリュックも部屋に置いてきたので、電車にも乗れないんで、そのまま歩いて横浜に帰りました」
裸足だった長渡氏は、ホテルで客室用の布のスリッパを借りると、それを履いて帰ったという。
「泣きながら歩いてました。それまでは『耐えなあかんのや』と思っていたんですけど、もう無理やって。この夢は捨てなあかんなと、悔しさもありました」
朝方、横浜の自宅に着いたときには、スリッパはボロボロに破れていたという。
翌日、ジャニー氏は電話をかけてきて「ちょっと失礼じゃないの！?」と言い放った。長渡氏はそのままジャニーズ事務所を辞めた。