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2022年9月22日 14時47分
講談師の一龍斎貞弥（５４）が２２日、東京都内で１０月から１２月にかけて行う真打昇進披露興行を前に記者会見を開き、２０２０年１１月に発症した悪性リンパ腫との闘病を乗り越えて晴れ舞台に挑む心境を語った。
講談師、ナレーター、声優として活躍し、４月期放送のＴＢＳ系日曜劇場「マイファミリー」でも機械的な語りで犯人の声を担当して反響を呼んだ貞弥。
順風満帆にみえた声の仕事人生に突如試練が襲ったのは一昨年のこと。会見に同席した師匠の一龍斎貞花（８３）は「病気を打ち明けられ、がくぜんとした」と当時を振り返り、貞弥も「もしかしたら真打になれないかもしれないと師匠におわびした記憶もある」と明かした。
その後、半年間の闘病生活を経て病気を克服し、９カ月ほど休んでいた高座にも復帰。貞弥は「昨年７月に完全寛解しました。現在は以前にも増して元気になり、今は普通に仕事をしてまったく不安はない」ときっぱり。
「療養中に真打昇進のお話をいただき、（闘病も）笑い話になるといいですねと話していたら本当に笑い話になりました。こんなにうれしいことはございません。
周りに支えられてこの日を迎えることができた。真打披露を何としても成功させたい。お客さまに恩返しをしたい。その一心で１０月からの興行に臨んで参りたい」と意気込んだ。
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