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2022/05/26 16:29
「コロナ禍もあって、5年ぶりのカンヌ。また戻ってこられてうれしいのと、たくさんの人が待っていてくれていたこともうれしかった」こう語ったのは、映画監督の河瀬直美氏(52)。
5月25日(現地時間)にフランスで開催された「第75回カンヌ国際映画祭」で、河瀬氏が総監督を務めた東京五輪公式記録映画『東京2020オリンピック SIDE:A』がクラシック部門で上映された。
各メディアによると、河瀬氏は火の鳥をイメージしたドレスに身を包んで登場。舞台挨拶では、「スポーツはたくさんの困難を乗り越え、私たちに希望や勇気を与えるものだということを感じとってもらえたらうれしい」と呼びかけたという。上映終了後は日本の取材陣に向けて、冒頭のように喜びを語ったと伝えられた河瀬氏。
東京五輪公式記録映画の日本上映は、『東京2020オリンピック SIDE:A』が6月3日に。次いで『東京2020オリンピック SIDE:B』は、6月24日に公開が予定されている。
だがセレモニーが開催されたタイミングで、河瀬氏に“暴行疑惑”が再び報じられたのだ。
25日配信の『文春オンライン』によると、河瀬氏は自ら代表を務める映像制作会社「組画」のスタッフに暴行していたという。トラブルが起きた時期は’15年10月下旬。「組画」の事務所内に男性職員Aさんが足を踏み入れた途端、河瀬氏が固く握った拳でAさんの顔面を殴りつけたというのだ。
今年4月にも「週刊文春」によって、暴行が報じられた河瀬氏。’19年5月に映画『朝が来る』の撮影現場で、撮影助手に触れられたため蹴り上げたと報じられた。
そんな河瀬氏は、’25年4月から開催される大阪・関西万博のプロデューサーにも就任している。このトラブルが報じられた直後、万博の広報担当者は本誌の取材に「本件は万博とは関係のない事案と考えております」と回答していた。
映画界をめぐっては監督による性暴力やハラスメントといった告発が相次いでおり、そのことによって公開が中止となった作品も。だが2度にわたって暴行が報じられるも、“一切お咎めナシ”の状態である河瀬氏に対して厳しい声が上がっている。
《五輪映画、公開中止ないし延期にすべきじゃないだろうか》
《日本映画界ダンマリでいいのか。五輪映画中止でいいのでは》
《これで五輪映画公開中止にならなかったらおかしくない? 性暴力発覚では公開中止になるのに、暴力発覚では中止にならないことになる》
《また河瀬直美監督の暴行事件。今度は顔面を殴りつけたと。五輪公式映画も大阪万博の仕事も、やはり降りるべきではないでしょうか》
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