22/01/16 11:17:23.66 d8CnB5nm0.net
■有効な対策が打てないまま時間がたった
小学生、中学生の野球離れが進んでいる理由は、さまざまに推測されている。
野球遊びができる公園や広場がなくなり、友達同士や親子でキャッチボールを
することすらままならない土地事情に原因を求める意見もある。
あるいは、旧態依然とした高圧的・強権的な指導法がよくないという意見もある。
少年野球チームに子どもを入れると、お茶当番や送迎など親の負担が大きいことも
嫌われているという。
どれも理由として正しいだろう。
しかし、一番の問題は、このような意見は最近出てきたわけではなく、もう
何年も前から指摘されているのに、手をこまねいたまま何も有効な対策が
打ち出せないでいる野球界そのものにあるように思われる。
高度経済成長の時代、子どもはたくさんいた。そして娯楽は少なかった。
黙っていてもみんな野球に親しんでいた。その成功体験から抜け出せないまま、
昔ながらのやり方を続けてしまっていることこそが、問題解決への道を遠ざけている。
その結果、今や競技人口の減少は危機的状況にあり、日本で野球をする子どもが
珍しい存在になってしまう未来すら見えかけている。