22/01/15 08:14:18.37 CAP_USER9.net
マグミクス 1/15(土) 6:10
幅広いキャラを演じきる幅広い匠の技
1月15日は2015年に亡くなった声優・俳優の大塚周夫(おおつか・ちかお)さんの御命日です。あらためてご冥福をお祈り申し上げます。そこで亡き大塚さんを偲んで、その代表作の数々を振り返ってみましょう。
もともとは俳優として主に舞台で活躍、テレビ放送が始まった頃から本格的な活動を始めた大塚さん。そんな時、たまたま見た映画に出ていたリチャード・ウィドマークの芝居に感銘を受け、その芝居を研究した大塚さんは直接、テレビ局に出向いてウィドマークの吹き替えを談判したそうです。その熱意からウィドマーク役を手にし、以降は担当声優をものにしていました。
こういった前歴をご紹介すると分かりますが、大塚さんは俳優としての活動も多く、数々のドラマにも出演しています。NHK大河ドラマにも13本出演していました。しかし、さまざまな事情から『踊る大捜査線 秋の犯罪撲滅スペシャル』(1998年)を最後に俳優活動をやめて、声優活動に専念するようになったそうです。
そんな大塚さんがアニメ声優として参加した作品は、日本初の連続TVアニメ作品の『鉄腕アトム』(1963~1966年)からでした。つまり大塚さんは、日本のTVアニメ黎明期から活躍したレジェンドと呼べる声優のひとりと言えます。
大塚さんと言えば、得意分野のキャラにさまざまなパターンがあり、そのどれもがはまり役だと思わせる存在感でした。
たとえば、絶対的な強さを持っているというラスボス存在として、『バビル2世』(1973年)の