【映画】 「え?!豚ですか?」国際線の機内上映向け映画だった『紅の豚』がジブリの“名作”になるまで [朝一から閉店までφ★]at MNEWSPLUS
【映画】 「え?!豚ですか?」国際線の機内上映向け映画だった『紅の豚』がジブリの“名作”になるまで [朝一から閉店までφ★] - 暇つぶし2ch168:名無しさん@恐縮です
22/01/15 12:16:27.23 dFAJn6uU0.net
>>145
● 「どの年齢の人たちにとっても素晴らしい映画」 (フロリダ)
評価:★5
これは楽しいだけのアニメーション映画じゃない。カサブランカやシェーンなどの名作と同じ棚におくのに相応しい大作映画だ。
私には3歳になる息子がいる。彼が最初に話した言葉の一つはポルコだった! 息子は紅の豚のビデオを見せてと言いたかったのだろう。
何か、この作品には特別なものを感じてしまう。エキサイティングであり、スリリングでもあり、同時に平和主義的でオアシスのようですらある。ポルコの回想シーンには、昔懐かしい気持ちを呼び覚まされた。監督自身の人生と経験を盛り込んで奥深いものにした上で、素晴らしい物語を作り出したのだ。同時に、なぜ宮崎監督が興味深く、多才で最も注目に値する映画監督であるのかという理由も、我々に示してくれたと言えるだろう。

● 「ディズニー、なぜそんなにアラバマを嫌うんだ?」
評価:★5
これはジブリ作品としては一番好きな映画で、宮崎作品としては、カリオストロに次いで二番目に好きな映画だ。
ただ、今回は英語吹き替え版への不満を言わせてもらいたい。ディズニーは私と私の故郷、アラバマ州に痛烈な一撃を食らわせてくれた。カーチスの故郷をアラバマからテキサスに変更したしまったのだ。テキサスだって? やれやれ、なんてことだ。テキサスはアラバマから推定160キロも離れているっていうのに。わざわざ日本人がハッキリとアラバマと言ってくれてるのに、アメリカの会社がそれをテキサスに変えるとは、一体全体、何がどうなっているのか? だいたい、アルファベット順でも、アラバマが合衆国最初の州なのに!
●「一番好きな宮崎映画」 (シアトル)
評価:★5
私が一番好きな映画だ。私は恐らく少数派の人間だろう。千と千尋やもののけ姫より良いと思う。あるレビュワーが、ポルコが豚になったのは「悲劇的な出来事」が原因と言っていた。私が思うに人間に愛想が尽きたからだろう。彼が自分自身で故意に豚になったのか、結果的に豚になってしまったのかは曖昧なままだが。 そして、ポルコが戦争中に味わった臨死体験の描写こそが、アニメーション史上、最高のシーンだと思う。
● 「現実を見よう、私はブタだ」
評価:★5
紅い豚を意味するポルコ・ロッソという名前を与えられたことで、マルコ・パゴットは昔の自分には無理だったような、自由奔放に生きる権限を得たと言えるだろう。彼は表面上は賞金稼ぎであり、道徳心に乏しいように見える。
それは「カサブランカ」や「脱出」でのハンフリー・ボガートのようでもあるが、簡単に説明できるものでもない。そしてポルコはそんな生き方が好きなのだ。そして、これもボガートのように、ポルコは戦争や権威の外に身を置いて生きている。
ただこの作品はカサブランカのコピーではない。宮崎監督の全てのストーリーがそうであるように、空を飛ぶ事への情熱がメインに据えられたものであり、強くて若い女性キャラクターも登場する。
この映画は魔女宅や千と千尋のような幼い年齢層をターゲットにしたものではない。子供のような振る舞いをすることに抵抗のない大人向けのものだ。子供のようではあっても幼稚ではない。それこそが宮崎が心血を注いだ作品群の大きな特徴でもある

● 「宮崎監督の最高傑作であり、最も正当な評価を受けにくい作品」 (ニュージャージー州)
  評価:★5
この作品は史上最高のアニメーション映画の一つだと思う。ストーリーはシンプルではあるが、完璧なものだ。もののけ姫のように過剰に入り組みすぎたものではないし、独断的なものでもなければ、千と千尋の神隠しのような納得のいかない結末でもない。物語の緊張感は非常に考え抜かれた上で実にうまく保たれている。いきなり最高潮の状態でスタートを切り、少しふざけた感じに変わり、スタイリッシュに落ち着いたかと思えば、哀愁を感じさせながらもシュールな雰囲気を醸し出しつつ、映画は後半に続いていく。終盤ではアクションが主になり、おふざけも復活する。ただ中盤でポルコの回想シーンを見てからはさらに物語に引き込まれてしまうため、おふざけが気に障る事は無くなっていく。そしてエンディングは哀愁漂う素晴らしいものだ。
他の宮崎作品で、これほど完璧なストーリーラインを持つのはラピュタくらいだろう。しかし、紅の豚ほどには心の機微に触れ、入り組んだ感情を表現したものではない。ディズニーのCGが、どれほど高精細なレンダリングを駆使し、無数のポリゴンを使用しているとしても、宮崎の産み出すキャラクターが放つ生き生きとした鮮やかな魅力には、近寄ることすら出来ていない。想像力においても同様だ。


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