22/01/14 12:02:12.15 CAP_USER9.net
「100%全部リアルファイト」?
昨年大晦日の格闘技イベント「RIZIN.33」(さいたまスーパーアリーナ)をめぐって、八百長騒動が勃発した。出場選手同士が事前に打ち合わせをしたことが当の選手から暴露されたのだ。
これに長く沈黙していた主催側の榊原信行CEOが、公式動画チャンネルで、「6年の歴史、これは天地天命に誓って八百長なんてものは1試合もないです。100%全部リアルファイト」としたが、今回は事前に選手同士が直接コンタクトをとっていることを聞いていたと明かし、「プロの世界は正々堂々という戦いばかりではない」とした。
そして、契約上、選手同士が連絡を取ることを禁止する規定がないとし、当該選手たちに処分などはせず、今後は「選手たちのSNSの使い方の啓蒙活動をしっかりしていく」と語った。
正直に言うと、格闘競技を運営する側の言葉とは思えない緩い話ばかりであり、これこそが八百長の横行してきた諸々の「テレビありきの格闘技イベント」の実態を象徴的に示す一つの事例だと考えざるを得ない。
今回の問題は、ユーチューバーのシバターと対戦した元K-1王者のキックボクサー・久保優太が敗戦後、台本を持ちかけられたことを暴露したことで明るみになった。
試合は、「3分2ラウンド、判定なし」のMMA特別ルールで、事前にシバターから「めちゃくちゃ私ふざけるので1ラウンド目うまく時間潰して2ラウンド目で本気で倒しにきてください」と依頼され、久保がこれを受けたが、約束を破ってシバターが1ラウンドに腕十字固めで勝ったもの。事前の打ち合わせはLINE画像や通話の音声も公開され、台本があった上に騙し討ちもあったという二重の問題が生じたのだった。
証拠となった会話の音声の中で、シバターは、RIZINの広報部長・笹原圭一氏も八百長を容認したと主張していたが、こうしたことをサラッと言えること自体、いかにこの手のイベントにおいて八百長が横行してきたかが分かるというもの。
事実、格闘技イベントに選手、主催スタッフおよび記者として長年携わってきた筆者の立場からタブーなく言えば、八百長が横行してきたのは事実だからだ。
現代ビジネス 1/14(金) 7:02
URLリンク(news.yahoo.co.jp)