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2021.10.08 09:00
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ここ近年、次々に新しいSVOD(サブスクリプション・ビデオ・オン・デマンド)サービスが誕生して市場における競争が激化しているが、日本で一番利用者が多いのはどの配信サービスなのだろうか? その意外な結果が調査報告で明らかとなった。米The Hollywood Reporterが報じている。
世界的に見ると、他とは比べ物にならない圧倒的なコンテンツ量を誇るNetflixが群を抜いている印象を受けるが、地域コンサルタントのMedia Partners Asiaが実施した新調査によると、日本では少し事情が異なるようだ。
その調査報告では、日本のSVODの加入者は8月末の時点で4400万人、そのうちAmazon Prime Videoの加入者は1460万人となり、全体の33パーセントを占めてナンバーワンに。続くNetflixは600万人で、2020年に日本でサービスが開始されたDisney+(ディズニープラス)は180万人に留まった。
Media Partners Asiaは日本でAmazon Prime Videoの利用者が多い理由として、他の商品やサービスを合わせて提供するEコマースの人気が高いこと、サービスの使いやすさやと競争力のある価格設定、ロングテール(販売機会の少ない商品でもアイテム数を幅広く取り揃えること)・コンテンツの大規模なライブラリ、NTTドコモとKDDIとの提携などを挙げている。
日本のAmazon Prime Videoでは日本の作品、特にアニメ番組の視聴時間が全体の70パーセントを占めており、米国の映画やドラマシリーズの視聴時間は20パーセントにしか達していないという。そして、日本における推定600万人のNetflix加入者は、全体的に視聴時間の25パーセントを韓国ドラマに費やし、米国が製作したコンテンツの視聴時間は15パーセントだったとのこと。
日本におけるその他の加入者数は、Huluが280万人、dアニメストアは250万人、U-NEXTは240万人となっている。また、日本のドラマやバラエティ番組が無料で視聴できる配信サービスTVerも数字を伸ばしており、10月27日からはDisney+に新たなコンテンツブランド「スター」を追加され、さらに配信サービスの市場はますます競争が激しくなりそうだ。