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8/3(火) 11:48配信
日刊スポーツ
陸上女子やり投げ 北口榛花(2021年6月撮影)
<東京オリンピック(五輪):陸上>◇3日◇女子やり投げ予選◇東京・国立競技場
2組で初出場の北口榛花(はるか、23=JAL)が62・06メートルを記録し、上位12人に入り決勝進出を決めた。
北海道・旭川市生まれの大器が、初の五輪に臨んだ。3歳から水泳を始め、小6時にはバドミントンの全国大会で団体戦優勝。旭川東高入学後の1年間は競泳との二刀流をこなし、陸上に専念したのは2年からだった。競技を始めてわずか3年目の15年世界ユースで、日本人女子では投てき種目初となる優勝。卒業後は日大に進み、19年5月には64メートル36の日本新記録を樹立した。その記録は現在、66メートル00まで伸ばしている。
父幸平さんはパティシエで、ヘーゼルナッツが実る「榛(ハシバミ)」を「榛花」の名前に用いた。「のびのびと育ってほしい」という願い通りに飛躍してきた。高2で全国高校総体初優勝を飾った14年には「選手としてやるからには、オリンピックにも出たい」と6年後(新型コロナウイルスによる延期で7年後)の飛躍を誓っていた。自国開催の大舞台で、その雄姿を披露した。
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