21/07/22 12:26:20.13 CAP_USER9.net
この夏なぜか、山陰地方の海岸では、浅瀬で巨大マグロの目撃が相次いでいます。
そしてＢＳＳ山陰放送取材班は、ついに波打ち際で泳ぐ巨大マグロの撮影に成功しました。さらには、浅瀬の「はぐれマグロ」を釣り上げる人まで現れました。キス釣りに行ったらマグロが釣れたというのです。
１４日、島根県松江市美保関町で撮影された映像。砂浜からすぐの浅瀬で、黒い巨大な魚がグルグルと円を描いて泳いでいます。
専門家に映像を見てもらいました。
鳥取県水産試験場 渡辺秀洋さん
「イルカではないですね。イルカの場合、尾びれが平たくて、上下に振りますので。第１背びれと第２背びれが出ていて尾びれが大きい。おそらくクロマグロの可能性が高い」
正体はクロマグロ。体長１メートル５０センチ以上と推定される大物です。
クロマグロが見つかったのは、松江市美保関町菅浦。砂浜が広がる美しい海岸です。
観光客
「すごいですね。こんな浅瀬に来るんですね。ボラぐらいですね。マグロは見たことないですね」
マグロのような大きな魚がこうした浅瀬に入り込むことは、めったにないと言いますが、実は６月にも鳥取県日吉津村の浅瀬で、悠々と泳ぐ１匹の「はぐれマグロ」の姿が目撃されています。
山陰の海岸で目撃が相次ぐ「マグロ」。そしてついに取材班にも、その時がやって来ました！「海岸にマグロがいる」との情報を得て現場に急行すると…
清水栞太 記者
「こちら鳥取県米子市淀江町の佐陀川河口付近なんですが、ご覧ください。水辺すぐそばに、これマグロでしょうか、大きな魚がいます」
波打ち際を泳いでいるのは、まさに「マグロ」。しかもかなり巨大で２メートル近くはありそうです。
この日、マグロが現れたのは鳥取県米子市淀江町。日本海へ流れ出る佐陀川の河口付近です。波打ち際でしぶきを上げながら、同じ所を何度も何度もグルグル回りながら泳いでいます。
マグロの目撃者
「最初サメかと思ったけど、近くで見たらマグロでびっくりしました」
３０分ほど人間たちの前でグルグルと泳ぐと、マグロは一旦、沖の方に帰っていきました。
そして翌日、さらに驚くべき情報が飛び込んできました。「砂浜でキス釣りをしていたらマグロが釣れた」というのです。
三宅純人 記者
「見てくださいこちら、運ばれてくるのは超巨大なクロマグロ。２メートル級の超大物ということで、大人の男が４人がかりで引っ張ってもこのように苦戦しております」
体長２メートル１７センチ、重さ１４５キロのクロマグロ（血抜き後の重さ）。釣り上げたのは米子市の会社員、杉江雄樹さんです。
杉江さんは１８日午後、米子市淀江町の砂浜でキス釣りをしていたところ、サメのような大きな魚が泳いでいるのを見つけ、釣り上げに挑戦。途中からは友人の力を借りながら、およそ８時間にも及ぶ大格闘の末、ようやく釣り上げたそうです。
キス釣りに行ってマグロを釣った 杉江雄樹さん
「ごっつい海の方にガガーッと連れ込まれる感じで、あれは今まで長年釣りをしている中で一番の衝撃と引きだったですね」
杉江さんがマグロを釣ったのは、実は取材班が撮影した直後の同じ場所。あのマグロだったのでしょうか。
このクロマグロは職人の手によって解体され、杉江さんと友人らが感謝の気持ちを込め、おいしくいただいたということです。
ちなみにもう１つ、こぼれ話。鳥取県はこの日、米子市淀江町の海岸でサメの目撃情報があったとして周辺に注意を呼びかけました。目撃されたのは、マグロに遭遇した場所からかなり近い所ということで、実はマグロだった可能性もありそうです。
鳥取県水産試験場 渡辺秀洋さん
「クロマグロは外洋性じゃなくて、比較的沿岸寄りに回遊してくる魚なので、こういうことは起こりうると思います。けど、非常に珍しいと思います」
専門家は、マグロには鋭い背びれや尾びれがあるため、波打ち際でマグロを見つけても安易に近づかない方が良いと注意も呼び掛けています。
エサを求めてなのか、あるいはシャチやサメといった敵に追われてやって来たのか…。
今年の夏は浅瀬の「はぐれマグロ」に注目してみてください。
7/21(水) 20:18配信 BSS山陰放送 リンク先に動画
URLﾘﾝｸ(news.yahoo.co.jp)