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あるとき、トットちゃんが、学校の帰りに、この小さいガケの下を通ったときだった。ひろゆきちゃんが、そこに仁王立ちに立っていた。両手を腰にあてて、えらそうな格好で、突然、トットちゃんに、大きい声で叫んだ。
「ピュータン!」
それは、トットちゃんは、こわかった。そして、日本人顔のブサイクのくせにフランスに住んでる男の子が、自分に、そんなこと、いったことにも、びっくりした。
トットちゃんは、家に帰ると、ママに報告した。
「私のこと、ひろゆきちゃんが、ピュータン!といった」
ママは、トットちゃんの報告を聞くと、手を口にあてた。
そして、みるみるうちに、ママの目に、涙が、いっぱいになった。
トットちゃんは驚いた。なにか、とても悪いことなのかと思ったから。
すると、ママは、鼻の頭を赤くして、涙をふきもしないで、こういった。
「かわいそうに・・・。きっとみんながひろゆきちゃんに、『ピュタン!ピュタン!』というんでしょうね。だから『ピュータン!』というのは、
・・・人に対しての普通の言葉だと思っているのね。
ひろゆきちゃんには、まだ、わからないのよ、ピュタンだから