21/07/08 09:44:52.17 CAP_USER9.net
退屈日記「仏サッカー代表選手が日本人大差別の報道を分析。くそ野郎は誰だ!」
辻 仁成 作家 パリ
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略
デイリーメールの翻訳と、父ちゃんが受けとった訳感を比較し、並べてみよう。
まず、デンべレはこう言っている。
Toutes ces sales gueules pour jouer un PES bordel!
「たかがPESのためにこんな酷い顔しなきゃなんないのかよー。おい!」
これがデイリーメールになると、醜い(みにくい)顔して恥じゃないのか、となっている。げ・・・
この部分が話題になった。
で、ここは、ちゃんと翻訳する必要がある。
二つの一緒いしてはならない文節を、残念なことにデイリーメールは一つにまとめて、訳してしまっているようだ。
Ils n’ont pas honte?
「恥ずかしくないのか?」
これは、顔についてではなく、頼んでいる設定ができないことに対して言ってるものと思われる。
上の二つの仏文を一つにしてはならない。
くっつけると、醜い顔が恥、になってしまう。
これは明らかに誤訳じゃないだろうか?
しかも、だ。
問題のサルギョルという言葉は確かに醜い顔と直訳出来るけど、フランス人はみんな使う。
サルギョルは醜い顔でもあるけど、ひでー面、とも、とれる。
ようは、スラングなのだ。
意味にはバリエーションがあり、ぼくは、なかなか調整が終わらない技術者らに、
「なんで、そんな悲痛なひでー面すんだよ」みたいなニュアンスで、言ったものと、聞こえた。
日本人的な顔の構造を醜いと指摘しているのではない・・・
さて。
その直後、真面目そうな支配人がこう言った。
「英語に変換することはできないんですかね?」
スタッフさんが小さな声で何か応じていた。聞き取れない。ごちゃごちゃ説明している。よくホテルである光景だった。
で、次の問題個所、デンべレが、
Putain, la langue!
「はぁ、なんて言葉(自分にとって意味不明)!」ともらしたのだ。
これをデーリーメールは、
「後進国の言葉」と訳しちゃってる。
ちょ、ちょっと、どうやったら、そういう訳になるんだ???
それをゲキサカはデイリーメールの誤訳をそのまま載せちゃったから、この2人は日本で厳しい立場に追い込まれている。(本国ではほとんど話題になってないのは、誤訳がないからだ・・・笑。)
ま、今の時代、なんでも、差別になるから、気を付けないといけないので、この二人も立場ある人間なんだから、これからはマジ気を付けてほしい。
最初の、Putainは、くそ、みたいな言葉で、実は売春婦という意味がもともとの意味。
これがもはや超一般化していて、だれもが、ピュータンを使う。
日本語にもある、糞、とほぼ同じような・・・。英語ではファックかな・・。汚いね。父ちゃんはあまり使わない。←使うんかい!
マノンのお父さんもマノンに、絶対女の子は使うな、と怒っているようだけど、実際、マノンのようないい子でも、結構使う。
その辺の言葉事情というか、スラング事情みたいな、サルギョルもピュータンもきちんと認識しないと、戦争になっていまう。もしかしたら、英仏の百年戦争って、言葉の掛け違えから???
うちの子も、うちに出いりする、マノンも、二コラも、みんな使う。あ、ちなみに、この動画をマノンとうちの子にも送ってみた。息子からは返事なかったけど、マノンから、
「悪意あるなら、もっとひどい言葉を使うよね。っていうかこれ、普通ですよ」
だって・・・
ほらね、そっくりなサルがぼくを指さしている。←あ、ZOOも差別ソングになるのかな???
汚い言葉だけど、若者が使うと普通だったりする。バンド時代、みんな、くそ、最高じゃん、とか言ってた、あの、くそ感覚に近い。動画を見ている限り、クソガキならこのくらい言うわな、と61才は余裕で思ったのだった。
以下略
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