21/02/28 19:23:52.47 CAP_USER9.net
映画
公開日:2021/2/27 17:00
チェコのドキュメンタリー映画『SNS‐少女たちの10日間‐』より、日本版予告編が公開された。
本作は、3名の成人の女優が未成年という設定のもとSNSに登録し、何が起こり得るか、巨大な撮影スタジオ内に造られた子ども部屋の10日間を徹底検証したドキュメンタリー。
現代の子どもたちが直面する危険をありのままに映し出した内容が、SNSと常に接するジェネレーションZ世代やその親たちを中心に大きな反響を呼び、本国で異例の大ヒットを記録。児童への性的搾取の実態を捉えた映像としてチェコ警察から刑事手続きのための映像が要求されるなど、実際の犯罪の証拠として警察を動かした。監督は、チェコで活躍するドキュメンタリー作家のヴィート・クルサークとバーラ・ハルポヴァー。
幼い顔立ちの18歳以上の3名の女優が“12歳 女子”という設定の下、部屋に設置されたPCを使い、SNS で“友達募集”したところ、2458名もの成人男性がコンタクトを取り、卑劣な誘いを仕掛けてきた。精神科医、性科学者、弁護士や警備員など専門家の万全なバックアップやアフターケアを用意しながら撮影を続けること10日間。撮影されているとは気付かず、未成年に対する容赦ない欲望の行動は徐々にエスカレート。児童への性的搾取者が徐々に尻尾を出し始めるのだった…。
予告編は、男性と女性の二人組監督による和やかなオーディション風景から始まる。巨大なスタジオ内での子ども部屋の設営、綿密な打ち合わせ、そしていよいよ撮影が開始されると、“12歳”と設定された幼い顔立ちの女優3名のアカウントに、瞬く間に成人たちが群がる。「自分から連絡しない」「12歳を強調」「誘惑や挑発はしない」「性的指示はやんわり避ける」というルールのもとやりとりをする彼女たちは、群がった男たちからの欲望にまみれた行動に直面し困惑する。
「45歳だ。年上過ぎる?」「僕に会いに来る?」などと呼びかけ、「12歳だけどいいの?」と女性が聞くと「気にする必要が?」とさらりと答える男たち。さらに脅迫してくる者まで現れ、思わぬトラブルに発展していく。
本作を鑑賞した、直木賞候補作『コンセント』『モザイク』などで知られる作家の田口ランディは「ネットという繋がりっ放しの世界で何が起きているか。ある一面の事実がここに浮き彫りになりました。この映画をご覧になった方々とネット社会を生きていく上で必要なリテラシーを共に作っていけたらと願います」とコメントを寄せている。
映画『SNS‐少女たちの10日間‐』は4月23日より全国順次公開。
URLリンク(www.crank-in.net)