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>「スタミナアップには「高強度の間欠的トレーニング」が有効」
走り込みは、筋力アップに貢献しないだけでなく、ウエイトトレーニングの効果を妨げるトレーニングであることを述べた。
ピッチングにおけるスタミナの正体は、ハイパワーの持続能力である。この能力を向上させるには、「高強度の間欠的トレーニング」が有効である。そして、このトレーニングは、ウエイトトレーニングと併用しても筋力向上が損なわれないことが明らかになっている(Sale et al.,1990)。
「間欠的トレーニング」とは、運動の間に休息を入れて繰り返し行うトレーニングである。しかもその運動は「高強度」(心拍数が最大心拍数の80~90%)である必要がある。そして、この「高強度」は単に「キツい」を意味するものではない。次回は「高強度の間欠的トレーニング」について具体的に考えていきたい。
熊川 大介(くまがわ だいすけ)
国士舘大学体育学部 准教授。日本スケート連盟スピードスケート強化スタッフ。体力学・トレーニング科学などが専門で、「アスリートにおける骨格筋の形態的・機能的発達と競技能力の関係」が主な研究テーマ。体力測定データに基づいたアスリートのトレーニングサポートを行っている。