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井端のインタビュー
Q.以前、プロのキャンプの映像で、試合で使用するよりもかなり小さなグラブでノックを受けているシーンを見かけました。どのような目的、効果がるのですか? 井端さんは練習用に特別なグラブなどを使用していましたか?(千葉県・14歳)
A.小さなグラブは素手感覚と芯で捕る練習になります。板のようなグラブがより実戦的で右手を添えるクセづけにも◎
堀越高時代に私を含め内野手全員が普段使うよりも小さなグラブ(トレーニンググラブというのでしょうか)でノックを受けていました。このときは、より手のサイズに近いわけですから、素手で捕る感覚を養うためなのかな? と自分なりに意図を考えて練習をしていたものです。大学、プロでも使う場面はあり、本当の正解は何なのか、考えることもありましたが、これはトレーニンググラブを使う選手、指導者が何を意識しているかで異なるのだと思います。
素手感覚も正解でしょうし、ボールをしっかりと手(グラブ)の芯で捕ることにもつながってくると思います。通常のグラブサイズだと、仮に一歩、半歩の動きを怠っても、ギリギリ指先の部分やウエブ部分でも捕れてしまうものですが、その横着をなくし、一歩、半歩先へのフットワークも身につきます。つまり、ハンドワークとフットワークと両方を手に入れる練習となるわけです。ここで身につけた動きがあるからこそ、試合では球際の強さを発揮できるのではないでしょうか。それこそ極限の中でグラブの指先に何とか引っ掛けてアウトにする、というプレーになっていくのです。練習ではダメでも試合では何をしてもアウトを取ることが重要ですからね。