20/10/23 14:54:55.50 GaXFMoe40.net
「中田の4番」も「斎藤の開幕投手」も「パ・リーグ優勝」
もすべて計算ずくだった「日本ハムモデル」勝てる組織はこう作る
リーグ優勝が決まった直後、栗山英樹監督は祝福を受ける度に、
こんな言葉を残している。
「オレは何もしていない。一切口出ししていない」
フロント幹部は、栗山監督の発言を、このようにやんわりと肯定してみせる。
「栗山さんは本当に何一つ要求してきてない。『何もしていない』(笑)」
昨年まで球団社長として、チーム改革の旗振り役を担った藤井純一氏
(近大経営学部教授)が続く。
「日本ハムでは、あらゆる面で監督に決定権がないからね。
コーチ人事も、選手の獲得も、ドラフトも、一軍と二軍の入れ替えすら
フロント主導で行います」
日本ハムの監督に必要な適性は、「日本ハムの一員になりたい」という熱意と、
「爽やかさ」なのだという。
球団関係者は、笑みを浮かべながらこうつけくわえた。
「実は、フロントが監督を、その采配と同等か、それ以上に評価していること
があるんです。それはファンにサインを求められたときの対応のよさ(笑)」
リーグ優勝という結果はもちろんだが、さらにその先まで考え抜かれた
「日本ハムシステム」。そう簡単には崩れそうもない。
[週刊現代」2012年11月3日号より