20/06/05 09:53:09 pP9b0isu0.net
笠井のリンパ性急性白血病がフィラデルフィア（Ph）染色体の染色体異常の型ならば、以下の様な判定基準。寛解にも色々あり、下に行くに従って良い。最初は血液の中の白血病細胞の数の正常化、次に異常な染色体が無くなること、次に遺伝子レベルで異常な遺伝子が無くなる事。
血液学的と細胞遺伝学的の完全寛解に関しては、殆どの人が完全寛解まで行くから、たぶん完全寛解で喜んでいると言うなら、分子遺伝学的な完全寛解。ここまで行くと予後はかなり期待出来る。
血液学的完全寛解（CHR）
白血球数が正常値になり、脾臓の腫れなどの臨床症状が消えます。
以下のすべての項目を満たす場合
白血球数が10,000/μL未満、かつ分画の正常化
血小板数が450,000/μL未満
脾臓の腫れなし
細胞遺伝学的完全寛解（CCyR） 10億個
血液中のフィラデルフィア（Ph）染色体が消失（0％、20個中0個）
分子遺伝学的効果（MMR）
BCR-ABL遺伝子が少なくなります。
PCR法：BCR-ABL遺伝子が0.1％以下、100コピー/μg RNA以下
Amp-CML法：BCR-ABL遺伝子が50コピー/0.5 μg RNA以下、50コピー/アッセイ以下
分子遺伝学的完全寛解（CMR）
BCR-ABL遺伝子が非常に少なくなる、あるいは検出されません。PCR法で2回連続BCR-ABL遺伝子が検出されない