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2020年05月30日 16時35分
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“プロレスリングマスター”武藤敬司(57)が「プロレス版星一徹」になることを決めた。
天才を揺り動かしたのは、ノアの前GHCヘビー級王者の清宮海斗(23)だ。
24日配信の「ノアTVマッチ」で「武藤敬司と戦いたい! それが俺の心からの叫びなんだよ」と対戦をアピールされた。
4月のTVマッチでタッグを組んだ相手からの“ラブコール”に武藤は「いいよ。ただし、胸を貸すなんてできねえから潰しにいく。
飛雄馬の敵になった星一徹のようにな。それでもいいならカードを組め」と不敵な笑みを浮かべた。
星一徹といえば、言わずと知れた懐かしの野球漫画「巨人の星」の登場人物だ。
厳しい指導で息子の飛雄馬を巨人に入団させると、今度はライバル球団・中日のヘッドコーチとして立ちはだかった。
武藤は「俺は(原作者の)梶原一騎で育ったから」という筋金入りのファンで「23歳の息子がいるんだけど、昔は『巨人の星みたいに、
いつか親子で戦えたらいいなあ』という夢を描いてたんだよ。でもサラリーマンになったから、その夢もなくなった」という。
偶然にもその息子と同い年の清宮から対戦を要求され、胸に押し込んでいた“スパルタ魂”が呼び起こされたようだ。
「感慨深いっていうか、思い入れを持ってできる相手なのかもしれねえ。獅子のごとく全力で潰しにいくよ」と宣言した。
さらに清宮が故三沢光晴さん(享年46)に憧れてレスラーになったことについて「なぜそこで三沢とライバル関係だった武藤をチョイス
しなかったのか。そのセンスが悪いんじゃないの?というのはあるな」とニヤリ。
天国のライバルに代わり、武藤がノアの超新星に教育的指導を施す。