20/04/01 18:01:58.63 r2A+bKQy0.net
つまりラブコメというジャンルは、
【その時代の最も可愛い女の子の絵を描くマンガ家がきみおの設定を受け継いでいく】
伝統芸能のようなものだ。
あんなすごい絵を描いている今では信じられないがきみおも
36年前は、少年誌で最も可愛い女の子の絵を描くマンガ家だった。
だから新しくラブコメを描こうという若いマンガ家は白菜と豚肉とサラミを持って
きみおのアパートへあいさつに行かなければいけないのである。
「翔んだカップル」の後きみおはさらにいろんなタイプの女の子を登場させてストーリー展開をゆるくした発展系
「Good Girl」(ヤンマガ創刊連載)でラブコメを完成させる。
1982年には後の主戦場となるスピリッツで不倫マンガ「瑠璃色ゼネレーション」を描いていたから
彼のラブコメ作家時代は4年程度に過ぎない。
ちなみにきみおはジャンプ、マガジン、サンデー、チャンピオン、キングの5大少年誌全てで連載経験を持つおそらく最後の作家だろう。
これほど偉大な仕事をしているのに彼の作品は「月とスッポン」をはじめ再発されたことがない。
「翔んだカップル」にしてもそれぞれ一度ワイド版・文庫化しているが今は読めない。単行本収入ほとんど無いと思う。
だから彼は白菜鍋とサラミを食いながらビールを飲んで「美味し!」と叫ぶことしか楽しみがないのである。
ところで5大少年誌全てで連載経験を持つ作家って他にいるんだろうか?
ジョージ秋山と永井豪ならたぶんやってると思う。