20/02/14 12:52:14 VP/XfBxb9.net
倍速のデモテープ「伝説」
福岡市を拠点にしたアイドルグループ「HKT48」の森保まどか(22)の初ソロピアノアルバム「私の中の私」が、演奏だけを収録した作品ながらオリコンの週間アルバムチャートで7位に入るヒットになった。
アイドル人気だけでなく、日本を代表する音楽プロデューサー松任谷正隆が「ナンバーワン。彼女は本物」と認めたテクニックが評判になっている。
森保は長崎市出身。6歳からピアノを始め、グループに入るまでの8年間没頭した。
2014年にテレビ番組で腕前を披露したところ評判になり、アルバムの企画が浮上した。
今回のアルバムは松任谷のほか、武部聡志、鳥山雄司、本間昭光、伊藤修平といった名だたる音楽家が制作に参加。
書き下ろしのオリジナルに加え、クラシックの名曲を大胆にアレンジしたものも含め、11曲を収録した。
作品に携わった関係者が驚いた「伝説」がある。アルバムの最後を飾るオリジナルの「即興曲#727」。
録音前、松任谷が自身の演奏を倍速にしたデモテープを手渡した。
速度や演奏者の件は伏せた。
「正直、音を上げると思っていた」という超技巧曲。
録音の日、スタジオで森保は何もなかったかのように曲を披露し、松任谷を感嘆させた。
「本当は半泣きで練習したんですけどね」と森保は打ち明ける。
「音楽に対してすごくシビアな人たちだと聞いていたので、心して臨んだ」と振り返る森保。
「アイドルだからという理由でハードルを下げてほしくない」。
不安は杞憂(きゆう)�