20/01/24 09:13:45 vy7www9e9.net
NHK紅白歌合戦が大きな正念場を迎えている。今後の番組編成の在り方や方針をめぐって、NHK内を2分する議論が巻き起こっているのだ。
事の発端は、昨年大晦日に放送された『第70回NHK紅白歌合戦』。平均視聴率は第1部が34.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)、第2部が37.3%で、それぞれ一昨年の37.7%、41.5%を大きく下回ったからだ。
だが、それ以上に問題視されたのは、大トリを含むヤマ場となる第2部(午後9時から2時間45分)の視聴率だ。2部制となった1989年以降、ワースト記録を叩き出したのだ。
「今回の紅白は、何が何でも前年超えが絶対ノルマとなっていた。第2部に関しては、45%超えが目標でした。だから、制作費も10億円近くが投入され、NHK上層部を巻き込んでの、まさに必勝布陣で臨んでいたんです」(事情通)
NHKがここまでして紅白歌合戦に肩入れする理由は、同局が悲願とするテレビ番組放送をインターネットと同時配信する『常時同時配信』の実施だ。
「昨年10月、NHKは今年の東京五輪の開催に乗じ、常時同時配信に絡んだネット業務の概要や基本的業務費用の認可申請を行ったんです。ところが、総務省から“民業圧迫の懸念”から“待った”がかかってしまった。当初、NHKは五輪など含めた今年度のネット業務費用は90億円超えとなり、受信料収入の約3.8%相当になると申請していたんです。その後、政府の指導に沿う形で受信料収入の2.5%に修正したが、NHKの本音は全く違いますよ」(民放関係者)
NHKがネット業務拡大に対しここまで強気に出たのは、東京五輪関連番組は元より、ドラマやバラエティーなどの多くの番組コンテンツが以前から国民に支持され、視聴されている自負によるもの。だが、それは遠い昔話だという。
「最近のNHK離れは、ますます加速している。1話1億円以上の制作費をかけた昨年の大河ドラマ『いだてん?東京オリムピック噺?』の平均視聴率は関東地区で8.2%(関西地区7.1%)と大河最低を叩き出した。ダメ押しが今回の紅白第2部だ。ふたを開けてみれば、ワースト記録です。
NHKのブランドはいまや地に落ちたといっても過言ではありません」(テレビ制作会社関係者)
NHKが制作する番組コンテンツが視聴率を取れず、民放に負けている状況下において、莫大な受信料と組織力を背景にしたNHKのゴリ押し施策は、国民からも政府からもソッポを向かれても当然の話なのだ。
さらに、今回の混乱に乗じる形で局内から異論が浮上している。常日頃から紅白歌合戦などを担当する制作局を目の敵にしている報道局だ。
「紅白歌合戦の放送時間を短縮し、報道特番を編成する戦略を経営委員会に提案しています。紅白で使う制作費を報道に回すよう訴えているんです。現在の紅白は19時15分から23時45分までの4時間半放送されている。この構成を20時、あるいは21時からの放送開始に編成し直す案です。裏番組の『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!大晦日年越しSP』(日本テレビ系)は鉄板のコンテンツです。いまの紅白の構成では、いずれ視聴率で抜かれる日が訪れる。事実、若いアーティストは紅白に魅力を感じていない」(NHK報道関係者)
実際、出場が確実視されていた米津玄師、あいみょん、スピッツなどの目玉アーティストらはこぞって不出場。こうした魅力あるアーティストらの穴埋めに紅白の制作スタッフが頼った先が、『嵐』を筆頭とするジャニーズ事務所と学芸会レベルのコントだった。
「マンネリ化になるわけです。目の肥えている視聴者は、ジャニタレやレベルの低いNHKのコントではなく、計算され尽くした日テレの『ガキ使』に流れるのは必然なんです」(芸能プロ関係者)
そんな中、紅白制作幹部を慌てさせる事件が最近、起きたようだ。NHK局内から“Mr.紅白”と言われ、早くも今年の総合司会をオファー済みだった内村光良から正式辞退の一報が届いたという。
「昨年11月の段階でオファーし、同12月に内諾を貰っていたんです。ところが、松の内が明けた頃に内村サイドから突如、辞退の連絡がきたんです。
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2020.01.23 18:00 週刊実話