19/12/08 11:20:37.70 qUcUDlt69.net
意外かもしれないが、プロ野球の観客動員は年々右肩上がりに伸びている。まずはこの点を押さえておきたい。今シーズンも史上最多を更新し、NPBの発表によれば2653万6962人が球場に詰めかけた。カープ女子を思い浮べる人も多いと思うが、実は2000年代からパリーグを中心にファンビジネスに力を入れる流れが加速したのが契機である。他にもプロ以外でいえば、夏の甲子園の観客数が過去最高を記録したのも、つい昨年の100回記念大会だ。野球人気をたしかに示すかのような数字を見つけるのは案外難しくない。
野球の「マイナー化」
野球界の構造的な問題とは
ここで大事なのが、野球を「する」人と「見る」人にきっちり分けて考えること。すると浮かび上がるのが、野球を「する」人口の減少だ。何も手を打たなければ、将来的には「見る」も先細りするのは間違いない。根深い問題である。
地域によって差はあれど、野球ファンの平均年齢と言われる40代が子どもだった頃は、ボール遊びができる場所がまだまだ身近にあったはずだ。野球部に入っていなくても気軽に「する」経験を積める環境が「見る」層のボリューム増を支えていたことは想像に難くない。カジュアルに「する」機会が減ったいま、野球は部活やクラブチームに所属して「わざわざ」やるものになっている。著者の言葉を借りれば、野球の「習い事化」が進行しているの�