19/12/08 12:03:43 TlYlcpCD0.net
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TSLさんの世界選手権男子フリー、元国際審判のジョー・インマンさんとの振り返り。
今回も長かったですが聴き応えありました。少しずつ気になった所を書いていこうかなと思います。
納得いくものも、文化の違いを感じるものも、色々でした。
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デイブ:今回の男子シングルの採点に関して、羽生のファン達が「ネイサンの点数は高い、とかフリーは羽生が勝つべきだ」とかいう意見もありましたが、どう見ますか?
ジョーさん:現在の採点システムにおいては、誰か勝者かは明らかだ。ネイサンは多くの武器を持っているからね。
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ジョーさん:フリーでは、羽生はやるべき事をやったが、足りなかった。羽生の技の質はネイサンが実施したものに比べると良くなかった。
羽生は素晴らしいスケーターだが、今回はネイサンの技は全く力みのないものだった。表現に関しては、ペアは少し良いが、女子も男子ももっと注意を払うべきだ
(略)
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ジョーさん:彼らは少し音楽から離れてしまうんだ。すごく酷いわけではないが、確実に音楽から遠ざかる時がある。
数年前のネイサンや以前の羽生に比べたらいいがね。ただ、私の一番の問題は、羽生の身のこなしだ。彼のジャンプの前を見ると分かるが、腕がダランとしている。
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デイブ:羽生はそういう感じのスタイルを持っているんですよ。彼の演技を見たら記憶に残ります。いつもしなだれたような衣装を着て
腕がダランとして肩が上がってる。それから下を向いているんです。振付で見上げるようなものをやって投影させたりするけど、大体下を向いてる。
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ジョーさん:それはダンスの世界ではダメだ。彼は良いスケーターだよ。ただ基本的には姿勢だ。姿勢は私にとって大きな事。
主観的になるが…例えばオペラでも、声が気にいればどういう風にやってもそんなに気にならない。でも私のいる世界(審判)では、彼らが見せる情熱、動きが音楽に繋がるか。