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1980年代に活躍したロックバンド・横浜銀蝿が、デビュー40周年を迎える来年にオリジナルメンバー4人が集結した「横浜銀蝿40th(フォーティース)」として、1年間期間限定で活動する。それに先立ちきょう2日、神奈川・川崎クラブチッタでファンクラブのイベント『ファンクラブ「フォーティース」発足記念集会~Johnny All Right~#CDJ決定!でも、やっぱ最初はお前らに会いたいからね2019フライング編』を開催し、メンバーの嵐(64)、翔(61)、TAKU(59)、Johnny(61)の4人が参加。Johnnyが合流したことで、4人そろったのは36年ぶりとなり、この完全復活に会場に駆け付けた450人のファンから大きな拍手と感動の声があがった。
横浜銀蝿は79年に結成し、80年にデビュー。リーゼント、サングラス、黒の革ジャンという不良スタイルで一気に若者の支持を得た。わずか2年で日本武道館公演を成功させるなど、日本全国にその名を轟かせたが、83年12月31日に東京・新宿コマ劇場で行われた最後のコンサートで解散。活動期間はわずか3年3ヶ月だったが、その後、98年に嵐、翔、TAKUの3人で再結成していた。
イベント前の囲み取材で翔は今回の完全復活に「(デビュー)40周年となる来年に向けて『Johnnyと一緒にできないかな?』とJohnnyを誘いました」と明かし「今のファンの方々に(4人の姿を)見せたい想いがありましたが、どっちかと言うと自分たちがJohnnyと一緒にやりたかった。俺たちが楽しくやっていることがファンのみんなに伝わって、懐かしく思える人もいるでしょうし」と経緯を説明した。
さらに「俺らが80年代にブレイクしていた時に銀蝿のコンサートに行きたくてもいけなかった奴が30数年経つので、いい歳になっている。『Johnnyが居る銀蝿を見たことがない』方もたくさんいると思うので、そういう人たちにも新鮮に思えたらいいなと思います」と4人の横浜銀蝿の魅力を感じてもらいたい想いを伝えた。
36年の間、メンバーそれぞれアーティストやプロデューサーとして活躍しており、Johnnyは解散後にキングレコードに入社。「俺は30歳の時にキングレコードに社員として入って、30年以上スタッフとしてやっていました。この20年くらいはギターからゴルフクラブに変わって、ほとんど弾いていなくて、去年の今ぐらいはこうして人前に立つことは想像していなかった」と回顧。
「恩師が去年亡くなったのですが、その偲ぶ会で翔君と20年ぶりくらいに会ってそれがきっかけでこの1年となっている。ギターを弾いて人前に立ち、こんなしゃしゃり出るというのは全然思っていなくて不思議に思う。突っ走りたいですね、2020年は!」と意気込んだ。
Johnnyの合流でファンは喜ぶこと間違いないが翔は懸念していることがあるという。「Johnnyが今までいなかったので、女の子のファンが(3人)均等にいっていたのが、Johnnyが来たことによって、また、左(自身の左手にJohnnyが並んでいるため)に持っていかれるのが嫌だなというのがある」とJohnny人気に少し嫉妬すると、Johnnyは「おじさん、40年前はかっこよかったので」とドヤ顔して笑いを誘うなど息ピッタリだった。
来年は3月から全国ツアーをスタートし、2月19日にはオリジナル&ベストアルバムも発売する。翔は「日本のロックンロールでオリジナルメンバーでCDリリースできることは、すごく幸せなことだと思います。みんな解散したり仲が悪かったりしているのですが、俺たちの場合はたまたまタイミングがあわなかっただけ。こうして4人で音が作れることはほかにはない」と感謝し「こんなに時間が空いても4人そろってレコーディングやることが楽しかったですし、ケンカしたり『音楽の方向性が…』と言っているやつらが信じられない」と力を込める。
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