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ボクシング 何故アゴをパコンと打つと立っていられなくなるんですか？脳震盪なのでしょうか？
正面からアゴをパコンと、横からあごをパコンではどちらがフラフラしやすいんですか？
素人のケンカ殴りあいだと相手を一撃でノックアウトするにはやはりアゴを強打しかないのでしょうか？
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cur********さん 2017/8/313:19:03
アゴに当たると脳が揺れやすいのは首の筋肉から遠い、つまり力点から遠いという事です。相手に違う方向を向かすなら、首から遠い部分を叩けばより簡単に動くという理屈です。
日本ではアゴクイという物があるそうですが、あれって考えてみれば指先だけでアゴをコントロールするだけで簡単に相手の頭の向きを変えていますよね？風車でもど真ん中強く叩いても回らず、指で軽く先っちょを叩いた方が少ない力でも簡単に回ります。
もう例え何ていらないぐらい分かったと思いますが、コメカミも急所だと言われているのも、首の筋肉で支えられる位置からより遠い位置にあるからです。相手の意識を刈り取るパンチは拳に感触があまり無いというのはつまりそういう事です。
先っちょに当たった結果、相手の首では受けきれないからです。長い棒を持って、相手が握っている部分に近い部分を下に向かって押すか、遠い部分を下に向かって押すかで大変さの違いが簡単に分かると思います。
正面からだとパンチを下に向かってアゴを打ち抜けば横からと変わらない勢いで脳を揺らす事が出来ます。その殴り方だと相手の頸椎に直接ダメージも与えやすいのでパンチ力の強い鍛えられた格闘家が殴る場合、
全体重乗って衝撃を逃がさない分より危険だったりしますが。
まあ、要するにどの角度からのパンチが、首の力点から最も遠い位置に当たった時に、相手の顔の向いている方向を最も素早い速度で振り向かす事が出来るかですね。
数値で出すなら43,000RPMでRPMとは回転速度です（例：車のタイヤ、扇風機だったり）。一瞬でここまでの速度が相手の脳が一瞬揺らされれば25％のチャンスで相手が失神すると言われているので、足には絶対来るでしょうね