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移動やアウェー独特の雰囲気に人工芝と、最高のパフォーマンスを発揮するには難しい環境だったかもしれない。それでも日本代表は、今回のグループではおそらく一番力があると思われるタジキスタンを相手に、地力の差を明確に発揮し、望む結果を手にすることができた。
相手が積極的にボールを奪いには来ない状況で、やや攻め急ぐ場面が多かったことや、所属クラブとは違うポジションでプレーした選手のパフォーマンスには物足りなさを感じたが、それとは別に、欧州でプレーする選手がそろう中でも酒井宏樹、南野拓実のパフォーマンスには、さすが欧州のトップレベルで日常を過ごしているなという特別な説得力を感じた。
チームとして目指す方向性は持ちつつ、相手チームに対して効果的な戦い方を考案し、準備し、試合に臨むのが今のサッカーでは当たり前になってきている。この2人はそれら全てを常に頭に置きながら的確に「すべきこと」を見つけ、実行できる選手だ。攻守における的確なポジショニング、状況判断、そしてプレーの質がそろう彼らのような選手はめったに存在することはなく、日本にとっては宝物と言える。
ゴールを奪うためにチームとしてどのように配置し、ボールを運んでいくべきかという点については、左サイドの連係面を含め改善の余地があるが、敵地アンフィールドでのリバプール戦であれだけの高いパフォーマンスを披露した南野のような選手がいてくれるという事実は、日本サッカーと代表チームにとって非常に頼もしく、未来を感じさせる。
南野がオーストリアへ渡ったころからプレーを見てきた者として、彼の変化と成長には驚きつつ、明確な志を持つことと、それに適した環境を選ぶことが、いかに大切かということを感じる。代表での活躍ももちろん期待しているが、彼らのネクストステップがどこになるのかを心から楽しみにしている。(元日本代表MF)
10/16(水) 21:39配信 東京中日スポーツ
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