19/10/09 21:18:20.35 LhmpBlOV9.net
>>1の続き
たしかに橋本の共演が発表された際、2人とも熱いコメントを出している。
〈橋本さんとはずっと前から一緒に仕事したくてたまりませんでした。彼女の芝居は、嘘や誤魔化しがなく、少し不器用だけど、いつも真剣だから。(中略)今まで見たことない橋本愛の芝居を引き出したい〉(遊川氏)
〈橋本さんには、何度もラブコールを送りましたが、(中略)高畑充希さんの持つ「溢れ出るようなエネルギー」と橋本愛さんの「秘めたるパワー」が、遊川脚本で化学反応を起こしてくれることを期待してます〉(大平氏)
すこぶる高い評価である。そこまで言うのなら、彼女を主役にすればよかったのに。
「彼らはこれまでも、賛否両論を呼んだ『女王の教室』(05年、主演:天海祐希[52])や『家政婦のミタ』(11年、主演:松嶋菜々子[45])など、俳優の新たな境地を見出す作品を作り、ヒットさせてきました。今回も橋本で、そうするつもりだったし、そうする自信もあったと思います。しかし今回は、日テレ上層部の判断が大きかったようですね」(同)
テレ朝には負けられぬ
「日テレは今、テレ朝と年間視聴率を巡って鎬(しのぎ)を削っている真っ最中です。特に10月ドラマでテレ朝は、『相棒season18』、『ドクターX~外科医・大門未知子~第6期』、さらに『おっさんずラブ2(副題「in the sky」)』まで組み入れた、最強の布陣で挑んできています。日テレとしては、失敗は許されない。そう考えると、5年ぶりのレギュラーどころか、民放の連ドラで主演の経験もない橋本は未知数で、いきなりの主役は荷が重すぎます。一方で高畑は、『カホコ』の実績もあります。そのため、高畑で行くことになったというのです」(同)
芸能記者は言う。
「橋本は、そういうこと気にするタイプではないと思います。オファーは殺到しているそうですが、ガツガツと仕事をするタイプではありませんし、軸足は映画ですからね。それに年齢も高畑さんより4つも若いんですから。ただし彼女は、若くして評価された。その名を広めたのは、NHK朝ドラ『あまちゃん』(13年前期)で能年玲奈(現在「のん(26)」)演じるヒロインの親友役でしたが、すでにその前年に公開された映画『桐島、部活やめるってよ』で日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞しています。『あまちゃん』には、演技経験の浅かった能年をサポートする存在として、彼女が起用されたといわれています。それほど演技力には定評がある。だからこそNHK大河にも、『西郷どん』(18年)、『いだてん』(19年)と、2年連続して起用されているのでしょう。むしろ意識しているのは、高畑さんかもしれませんよ。彼女がNHK朝ドラに最初に起用されたのは、『あまちゃん』の後を受けた『ごちそうさん』(13年後期)でしたし、日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞したのは、橋本から4年遅れの『植物図鑑 運命の恋、ひろいました』(16年)でしたから」
いや、意識しているのは高畑本人ではなく、むしろ高畑の事務所のほう―と言うのは前出の日テレ関係者だ。
「『同期のサクラ』は、橋本演じる百合はじめ、花の名前が付いた同期社員たち5人の成長も描かれる。なので、彼らも宣伝に協力してくれたら、これほど心強いことはない。けれども高畑サイドは、『番組の取材は基本的に主役が受けるので、他の出演者への依頼は断ってください』とまで言い出しているそうです」
どうりで、現場はピリピリムードになるわけだ。
週刊新潮WEB取材班
2019年10月9日 掲載