18/12/12 19:01:45.37 tKEtLEYt0.net
>>560
三澤はワカと一緒にモモ(雌犬)も引き取ることにした。これまでワカとモモは一緒に暮らしていた。
ワカがいなくなってしまうと、モモが一人ぼっちになる。それはかわいそうだと思ったからだ。
ワカの世話は大変だった。夜中の痛みで「ク~ン ク~ン」とよく鳴いた。しかし薬で痛みがやわらぐと
ワカは幸せそうに寝そべっていた。三澤家の家族はワカの事が心配で寝不足になっていたが、
安心して眠っているワカを見てホッとした。最初の頃は、まだ散歩も出来たが、そのうち歩けなくなっていた。
2月に入って老犬ワカは「ク~ン」と鳴く元気もなくなって静かにリビングに寝そべっているだけとなった。
3日夜8時過ぎ
三澤夫人の由紀さんが風呂から上がった時、すでにワカは息をしていなかったという。
ワカは火葬された。道場には直接関係ないがワカの世話をしていた近所の人が参列してくれた。
しかし、道場関係で参列したのは三澤夫妻、吉江夫妻のみだった。寂しい別れだった。
本来なら、ワカを通じて絆が強まっていたはずなのに…