18/10/06 00:58:52.18 CAP_USER9.net
◇2020 THE TORICS 話題の側面
会うは別れの始まりなり。野球・ソフトボールと五輪の関係も今はそんなふうに、はかなく揺れている。20年東京五輪で3大会ぶりの五輪復帰が決まったが、これは開催都市提案による追加種目としてのもの。24年パリ五輪、28年ロサンゼルス五輪での実施は全く白紙である。少し気が早い気もするが、来年にはパリ五輪の追加種目候補が発表され、もはや待ったなしの状態。果たして野球・ソフトボールはこの先も生き残れるのか。(雨宮 圭吾)
◆除外で“失われた10年”
8月のソフトボール世界選手権で日本は米国との激闘に敗れて惜しくも準優勝に終わった。チームの主軸はいまだに上野由岐子や山田恵里といった北京五輪組であり、宇津木麗華監督は「10年間のブランクによる人材不足」と五輪から外れた“失われた10年”を嘆いた。
他国も程度の差はあれど同じような状況であったようだ。米国でも33歳のモニカ・アボットが代表復帰してエースの座に収まり、カナダでも代表復帰した31歳のダニエレ・ローリーが主戦を務めた。
上野は「北京後は急激に戦力が落ちた国もあった。世界的に影響があったんじゃないか」と語り、米国代表のケネス・エリクセン監督は「以前のような人気はなくなり、国からの支援も削減された。20年での復帰が決まってまた財政的なサポートも増えた」と五輪除外の影響を語った。
プロが確立している野球は少し状況が異なるとはいえ、グローバルな普及を考えれば現状では五輪以上のPRツールはない。WBCのような大会があっても、五輪での代表の活躍を見たいと願うファンも多くいるだろう。
「パリは追加種目の候補リストを来年前半にはIOCに提出する予定なので、それに入らないといけない。我々には時間がない」。世界野球ソフトボール連盟(WBSC)のベンチュー・ロウ事務総長はそう言って危機感を強めている。フランスでスポーツと言えば何よりもサッカーであり、そしてラグビーや自転車レースなどである。野球・ソフトボールとは容易には結びつかない。
そのためWBSCは24年がパリ、28年がロサンゼルスに決まる前から追加種目に入るべく両組織委員会への働きかけを行ってきたという。難関はやはりロサンゼルスよりもパリ。「とても難しい戦いなのは分かっている。野球もソフトボールもフランスではそれほど人気がない。このスポーツが受け入れられるように選手を強化し、施設を造らなければ」。まずもってパリには五輪を行えるような球場がない。WBSCはそのための用地、支援者を確保し、球場建設の準備も整えることで、本気の姿勢を示している。
つづく
10/3(水) 9:30配信 スポニチ
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1 Egg ★ 2018/10/04(木) 14:05:14.80
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