18/08/19 18:01:48.14 EyNV333C0.net
URLリンク(news.yahoo.co.jp)
近年でも、酷使は続いています。
最近では、愛媛・済美高校に在学中の安楽智大選手が有名です。
最速157キロの高校ナンバーワン投手としてプロからも注目される安楽ですが、
2013年春のセンバツ大会で、決勝までの5試合で772球を投げました。
その後、夏の甲子園前に肩を故障しますが、それでも夏の甲子園大会には出場して2回戦で敗退します。
このとき、1回戦を突破した直後に済美高校の上甲正典監督は、
インタビューで球数について聞かれ、
「それは日本の伝統ある高校野球にはそぐわない。肉体の限界を精神力で乗り越える。 武士道精神のような厳しさもまた高校野球だと思います」
と答えました(註2)。
しかしこの大会後の秋、安楽投手は再度肩を故障し、
半年ほど公式戦に登板できなくなりました。
翌年の春に復活したものの、今年の夏の甲子園では予選で破れています。
こうした上甲監督の姿勢に対し、プロのスカウトもそうとう怒っていると報道されています。
私は、この上甲監督の姿勢が教育的に意味があるとはどうしても思えません。
逆に、判断力を持たない未成年者に対する虐待に近いと捉えています。
いくら本人が投げることを志願しても、それを止めることが保護者の責任なのです。
つい最近、済美高校は野球部でイジメが発覚し、
秋の愛媛県大会出場を辞退し、来年春のセンバツ大会の出場も絶望となりました。
報道によると、
「複数の2年生が1年生に暴力を振るったり、『カメムシか灯油のどちらかを食べろ(飲め)』
と迫っていた」そうです。
これのどこが「教育の一環」なのでしょうか。
高校ナンバーワン投手を虐待し、部内のイジメを見過ごすような上甲正典監督に、
教育者としての資格はまったくありません。