【サッカー】<日本が悪魔のカウンターに沈んだ理由>リトバルスキー氏「日本はそれができなかった」at MNEWSPLUS
【サッカー】<日本が悪魔のカウンターに沈んだ理由>リトバルスキー氏「日本はそれができなかった」 - 暇つぶし2ch2:Egg ★
18/07/08 11:23:56.87 CAP_USER9.net
対マラドーナ、メッシに共通する「相手選手の敬意」
「ファウルで相手を止める。これを教えることは簡単ではありません。ポイントは2つある。まずは状況を即座に把握する。
そして、ファウルを犯す勇気を持つ。思い出してください。1986年のW杯でマラドーナがイングランド戦で5人抜きゴールを決めた。彼は偉大なゴールを決めました。
しかし、誰もマラドーナにファウルをしたがらなかった。なぜなら世界最高の選手に対するリスペクトがあるから。
イングランドの選手にはドイツ人やクロアチア人以上に相手選手に対する尊敬というものがある。これはお国柄であるし、伝統とも呼べるでしょう。日本も同じです」
マラドーナの伝説の5人抜き弾が生まれた背景には、ファウルに対するためらいが存在する紳士の国、イングランドが相手だったという側面もあったと独自の視点で分析した。
現役時代にJリーグのJEFユナイテッド市原(現ジェフ千葉)でプレーし、アビスパ福岡で監督経験もある。日本語も堪能なリトバルスキー氏。日本に対戦相手へのリスペクトという文化が浸透していることはよく理解している。
「今でいうとメッシも同じです。誰も積極的にファウルをしたがらない。世界最高の選手という認識が対戦相手にもある。日本にとってのデブライネもそうだったのかもしれない」
マンチェスター・シティで昨季リーグ最多の17アシストを記録したデブライネ。カウンターを生み出したプレーをファウルで止められなかった背景には、名手に対する「敬意」という部分も影響したとみている。
一方でベルギーの戦い方にも、日本に対する「リスペクト」を感じる部分があったという。
「ベルギーも簡単な相手ではないと警戒していた」
「スーパースターが揃い、優勝候補と呼ばれるベルギーは負けられないというプレッシャーがあった。前半45分間の慎重な戦い方をみると、ベルギーからも日本に対するリスペクトを感じました。
彼らは日本のセネガル戦での勇敢な戦いを目の当たりにしたからです。簡単な相手ではないと警戒していた。
逆にポーランド戦の戦い方で批判を集めていた日本は失うものがなく、アグレッシブだった。ベルギーの日本へのリスペクトは、試合の前半で大きなポイントになったと思います」
アフリカ屈指の強豪セネガル戦で2度リードされながら追いついた日本のポテンシャルを、ベルギー代表も認めていたことが見て取れたという。
日本の力を尊重するからこそ、日本が前半の45分間に互角に展開でき、後半の2ゴールに繋がったと分析している。
目まぐるしい攻防があり、今大会随一の名勝負とも言われる日本対ベルギー。90分のドラマのクライマックスは「9秒35」で決したが、
対峙した相手に対する「敬意」という日本らしい美徳が、紙一重の勝敗の差に影響したのかもしれない。
ピエール・リトバルスキー


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