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広尾晃 ブログ「野球の記録で話したい」 第三回より
私はこれまで何度も野球のマイナースポーツ化に警鐘を鳴らすブログを書いてきた。
この高知新聞の連載記事もそれを追認する材料のように思われるかもしれないが、
そうではない。根本的に違う。だから衝撃だというのだ。
私は、我々が生きているうちに、野球がマイナースポーツ化する可能性が高いと
書いてきた。しかし高知新聞の連載記事は、そんな悠長な話ではない。
5年後には高校野球人口は、確実に激減することを予言しているのだ。
高知新聞の連載記事には、
・高知県サッカー協会は社会人、シニア、女子、キッズまで全世代をカバーし、
専従職員が常駐している。野球にはそもそも県の統括組織がない。
・少年野球は何もかもがボランティア、サッカーは年1000万円の基礎強化費が
日本協会から下りてくる。
・地域のサッカークラブや大学のサッカー部は、子供たちへのサッカーの普及のために、
組織をあげて取り組んでいる。そのためのシステムが確立している。
・子供たちにサッカーの試合に慣れ親しんでもらうために、幼児から低学年の子供向けに、
新しいゲームも開発している。
・サッカークラブは、人数が増えればチームを分け、全員が試合に出られるようにしている。
・サッカー選手たちは、それを子供に普及させることが自分たちの使命だと確信している。
・さらに県内で、プロや社会人チームがサッカー教室の運営を始めている。
サッカー部に子供たちを取り込むために、勉強の面倒まで見るプログラムもある。
ここまでやられれば、親たちがサッカーになびくのは当然だと思えてくる。
高知県内では野球でこれに対抗して元プロ選手がスポーツアカデミーを立ち上げたが頓挫している。