17/06/13 01:37:26.67 rl41KSYP0.net
スタジアムの資金については実際はこうだよ。
URLリンク(www.skept.org)
コラム:スタジアム建設費の話
この話にはデマと事実とが入り乱れていますので注意しましょう。
1997年のアジア通貨危機によってIMFの管理下に入った韓国は、スタジアム建設費が捻出できなくなり、スタジアム建設費として300億円
程度の融資を日本に要望してきました。
この件については、朝鮮日報や読売が報じています。
「 日本政府は2002年サッカー・ワールドカップ韓日共催で、韓国側にスタジアム建設費用として2億ドルを融資する方針を決めた。融資対象
は京畿道水原市に建設されるスタジアム。経済危機下で融資を求めてきた韓国側の要請に応えたもので、日本輸出入銀行が融資。昨年10月
に日本側が表明した30億ドルの輸銀融資とは別枠だという。」朝鮮日報の記事
このように、日本は政府判断で快諾しましたが、その後、うまい具合に韓国経済がV字回復すると、敵国日本からの融資など不要という世論も
あり、融資を断ってきました。
「 日韓両国が共催する2002年サッカーワールドカップ(W杯)会場となる韓国内のスタジアム建設について、国際協力銀行(旧日本輸出入銀
行)が計画していた二億ドルの融資を韓国政府が断り、中止になったことが三日、明らかになった。」と読売の続報があります。
その後、スタジアム建設費を要請した当事者の京畿道知事が逮捕されてしまい、この話はやや足踏みし情報が入り難い状況でした。ひとまず
私が調べて判ったことは、旧輸銀に文書で「条件面を検討した結果、輸銀融資はお断りする」と通告したということです。融資が不要になったと
いうことは結構なことですが、少しは感謝したらどうかと思いますが。
では、日本は融資していないのかというと、そんなことはありません。
一度は回復した韓国経済でしたが、対米輸出の依存度が高い韓国は2001年9・11の影響で、あっという間に不況に陥ってしまいました。
その結果、結局、日本の融資が必要となり莫大な融資を受けています。
もちろん、この融資がなければW杯の開催はできなかったでしょう。このときの融資額は23億ドルという巨額で「新宮澤構想」のアンタイドローン
(使途に制限がない)が相当します。
ただし、こうした融資は、韓国のためだけでなく、いくつかのレイヤーで、日本の国益にも繋がっていますので、ことさら恩着せがましくする話では
ありませんが、感謝どころか逆に理不尽な「日本国内でも韓日表記を使え」という要求をしてくる精神性はどうかと思います。
ちなみに新宮澤構想での融資額についても「返済していない」という話が流布していますが、2012年時点での融資残高を見つけたので確認した
ところ残り233億円とあります。これらの融資は3000億円規模でしたから、返済はきちんと進んでいるようです。
つまり、日本の融資で韓国はW杯を開催できたけれど、スタジアム建設費300億円は、そもそも貸していないため、それが未返済だというのは
デマです。デマを鵜呑みにして批判をしている人々は、説得力を失うので、そこを間違えないようにせねばなりません。