【サッカー】<浦和レッズ>強いのに、ここ一番で勝てない・・・「勝負弱さ」どうしたものか?at MNEWSPLUS
【サッカー】<浦和レッズ>強いのに、ここ一番で勝てない・・・「勝負弱さ」どうしたものか? - 暇つぶし2ch2:@Egg ★@\(^o^)/
17/05/06 09:48:50.53CAP_USER9.net
試合の趨勢(すうせい)を示すバロメーターとして、わかりやすかったのが鹿島のボランチ、MFレオ・シルバのポジショニングである。
試合序盤、レオ・シルバは自陣でコンパクトな守備ブロックを構築することに注力していた。浦和のMF武藤雄樹らが引いてボールを受けようとするアクションに対しても、深追いすることはなかった。
ところが、後半に入ると、白いユニフォームの背番号4は俄然高い位置にポジションを取った。浦和がDFラインからビルドアップしようとパスをつなぐのに対し、2トップとともに前線からボールを追い、浦和の焦りを増幅させた。
試合の機微を察知したプレー判断はさすがだった。レオ・シルバは語る。
「高い集中力をいかに持続できるかがポイントだった。完璧ではなかったが、相手の狙いを消すことはできたのではないか。
あれだけの攻撃力を持ち、ほとんどの試合で得点している相手に対して無失点で終えられたことは、守備組織の部分では自信が深まる」
浦和は昨季CSの借りを返そうと、意気軒昂(いきけんこう)にこの試合に臨んできたが、またしても勝負強さで上回った鹿島の返り討ちにあった。
それにしても、浦和は大一番で勝てない。鹿島とは対照的に、そんな”勝負弱さ”が目につく。
昨季CSから続く印象が鮮烈なため、ともすると浦和は鹿島に苦手意識があるかのようにも見えるが、最近の対戦成績はむしろ浦和に分がある。
ペトロヴィッチ監督が就任した2012年以降、リーグ戦での対戦成績は昨季までの10試合で7勝1敗2分け。天敵どころか、”お得意様”と呼んでもいいほどの好成績だ。
実際、この数年、浦和は確実に強くなってきた。
浦和はペトロヴィッチ監督が就任し、今季で6年目。強化の途中にはマンネリからくる停滞を感じた時期もあったが、その後、もう一段強さを増した。
一から攻撃を組み立てられるビルドアップ能力は、J1最強と呼ぶにふさわしく、攻守の切り替えも速い。ひとたび敵陣に攻め入れば、ボールを失っても高い位置ですぐに奪い返し、
対戦相手をゴール前に閉じ込めたまま攻撃し続ける迫力は、J1の他チームが持ち得ないものだ。
目指すサッカーの完成度は高く、ペトロヴィッチ体制下では今が最強と言っていいだろう。今季も開幕戦こそ横浜F・マリノスに敗れたものの、その後の7試合は6勝1分け。圧倒的な強さを見せていた。
ところが、前節の大宮アルディージャとのさいたまダービー、そして鹿島との天王山と、単なる”34分の1”では片づけられない重要な試合であっけなく連敗してしまう。
弱いチームが結果を出せないのなら、手の打ちようもあるが、これだけ強いチームに相応の結果がともなわないのだから、たちが悪い。
やむなく敗因は「勝者のメンタリティー」や「勝負強さ」といった目に見えない、漠(ばく)としたものに求められてしまうわけだが、本当にそうだとすれば、簡単には解決策は見いだせない。
浦和のFW興梠慎三は、「そんなに落ち込むことはない。今やっているサッカーは間違いなくいいサッカー。焦ることなく、今のサッカーをやり続けることが大事」だと、揺るがぬ自信をうかがわせる。
しかし、強くなっていることは疑いようがないからこそ、結果が出ないことの歯がゆさや苛立ちをより大きくするのもまた事実だろう。
今季開幕前のFUJI XEROX SUPER CUPを含めれば、これで浦和は鹿島に3連敗。ショックが尾を引くようなら、2強が並び立つのは難しくなる。
浅田真樹●取材・文 text by Asada Masaki


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