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ノーベル文学賞の大江健三郎の作品が凄い!
リベラルな発言からはイメージしにくい暴力、自殺、殺人、差別、閉鎖的な村、障害、
傷害、痴漢、強姦、妄想、狂気の作品群
昔は一部の自治体で閲覧禁止にもなった
「剥けば剥くことのできる包皮が、勃起すれば薔薇色の亀頭を
ゆるやかなセーターのようにくるんでいて、それをつかって、
熱にとけた恥垢を潤滑油にして自涜できるような状態の性器が
おれの好きな性器で、おれ自身の性器だ。」(セブンティーン)
「村の子供たちはおそるおそる近づいてきた」
「彼女たちが排尿するために小さくごつごつしている尻を
剥き出しに屈みこんでいるところを不意にどなりながらおそう」
「幼虫や、冬眠中の蛙、地鼠などが掘りおこされると
たちまち僕らの鍬が狙い正しく撃ちおろされて、
それらは叩き殺された。」(芽むしりの仔撃ち)
「さっと棒を振りおろし、犬は高く啼いて倒れた。
それは息がつまるほど卑劣なやり方だった。
腰の革帯から抜きとった広い庖丁を犬の喉にさしこみ、バケツへ血を流してから、
あざやかな手なみで皮を剥ぎとる犬殺し」(奇妙な仕事)
「おれはいま女をもっとも汚辱にみちたやりかたで蹂躙しているのだ、
と燃える頭の奥で鳥は閧の声をあげた。
おれは、ありとあらゆる最も卑劣なことをやってのけられる人間だ。
おれは恥のかたまりだ、おれのペニスがいまふれている熱いかたまりこそがおれだ、
と鳥は考え、そして眼もくらむほど激甚なオルガスムにおそわれた」(個人的な体験)
「この夏の終わりに僕の友人は朱色の塗料で頭と顔を塗りつぶし、
素裸で肛門に胡瓜をさしこみ、縊死したのである。」
(万延元年のフットボール)