17/03/22 23:40:56.02 qzVOds2N0.net
【小早川毅彦のベースボールカルテ】米国内のWBCへの関心いまだ低いまま
米アリゾナ州へ大リーグのキャンプ取材に行ってきた。
入れ替わるように侍ジャパンがやってきて、WBCの準決勝に備えて調整する。
とにかく乾燥していて、私はのどをやられた。予報を見ると今後も“晴れマーク”ばかりで、
体調管理が大切だと言っておきたい。
滞在中、日本は2次リーグで盛り上がっていたようだが、米国内の関心は今大会も寂しいものだった。
11日(日本時間12日)の夜、予約をしていたステーキハウスへ行ったときのこと。
200人ほどが入る大衆的な店は満員で、外にも100人近くが並んでいた。
店内にはどの席からも見えるようにテレビが設置され、1次リーグC組のドミニカ共和国-米国と、
日本でいえば高校野球の甲子園大会のような全米大学男子バスケットボールトーナメントの模様が映し出されていた。
メジャー球団の帽子をかぶった客もけっこういたが、みんなおしゃべりに夢中で、
米国戦を見ながら「あっ」「おっ」と声を出しているのは私だけ。
地元ダイヤモンドバックスの主砲ゴールドシュミットが打席に立っても、
インディアンスの中継ぎエース、ミラーが逆転を許しても、店内の空気は変わらなかった。
過去3大会で4強が最高の米国代表は、これまで以上に大リーガーがメンバーに入った。
中南米の強豪国も同様で、オープン戦は主力が抜けていて、つまらないと感じてしまうほどだ。
それなのに、ホテルで見ることができるスポーツ専門チャンネル「ESPN」は大学バスケットばかり中継し、
WBCは結果を流す程度。球場はそこそこ観客が入っているものの、米国代表より相手の応援の方がはるかに多い。
まだ2次リーグF組からの進出チームが決まっていないこともあり、準決勝以降の入場券の売れ行きは、かんばしくないという。
思わず米国代表を応援したくなった。
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