17/01/12 12:29:05.46 CAP_USER9.net
サッカーJ2・モンテディオ山形の新たな本拠地となる新スタジアムについて検討している「新スタジアム推進事業体設立検討委員会」(寒河江浩二委員長、山形新聞社社長)は11日、4年後の2021年シーズン開始までにスタジアムを完成させる目標を明らかにした。
2月中にスタジアムの運用事業体となる株式会社を発足させて来春をめどに基本計画を作るとしており、建設地を巡る山形市や天童市などの誘致合戦が激化しそうだ。【藤井達也】
検討委員会は県内の新聞社や金融機関、スポーツ関係団体などで構成。天童市内で開いたこの日の会合で、行政が資金調達を行い施設の所有権を保有し、民間事業者に設計や建設、維持管理など委ねる公設民営方式で新スタジアム建設を進めることを決めた。
さらに、新スタジアム推進事業体の発起人会を組織し、正式に事業体となる資本金5000万円の株式会社設立を決定。今後、県内企業を中心に出資者を募るという。寒河江委員長は「県民が納得する出資者を募り、新スタジアムのあるべき姿を作っていきたい」と話した。
一方、新しいスタジアムの建設地については、山形市に加え、現在の本拠地がある天童市を中心に誘致を巡る議論が続いている。
15年9月の山形市長選では、候補者がそれぞれ異なる場所を主張するなど混迷。現在、モンテがホームを置く天童市の県総合運動公園内の「NDソフトスタジアム山形」は、トイレの数が少なく、観客席が屋根で覆われる全天候型でないなどの問題点をJリーグから指摘されている。
モンテ運営会社は「新スタジアム構想検討委員会」で建設に向けて議論を進め、昨年12月、前社長を中心にまとめた「新スタジアム構想」を公表。収容人数2万人超のサッカー専用スタジアム▽屋根と防風壁の必要性▽大規模な駐車場の確保▽主要駅から徒歩圏内の立地--などを建設地の条件とし、「新たな地方創生を担う街づくりのランドマークとして捉えることが望ましい」とした。
だが、モンテの運営会社新スタジアム推進室の横内崇室長はこの日の会合後、報道陣に建設予定地について聞かれ、「白紙状態。全く話を進めていない」と強調した。
モンテ運営会社の株主でもある県の吉村美栄子知事は、新スタジアム建設について「J1定着が前提」とのスタンスを取る。3選を目指した知事選前の昨年11月の記者会見でも「民間レベルの議論が始まったばかりなので、県の支援について申し上げることはない」と語るなど、建設地決定をめぐる議論からは距離を置く考えを示している。
毎日新聞 1/12(木) 10:05配信
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