17/01/10 01:45:24.40 Hoo3D1rB0.net
「男女入れ替わりもの」「タイムリープもの」というのは、もはや
「ジャンル」になっていて、毎年世界中で、映画でも小説でも
漫画でも山のように作品が作られている。
(バカはそれすら知らないw)
そういう系譜を海外の評論家はちゃんと押さえて批評していたけれど、
日本でそうしたジャンルに詳しい方がいて、ここの過去スレで紹介
されていたサイトでも、ライターの方が「君の名は」を評価している。
ご本人はネタバレを気にされているからまとめだけ挙げると
・入れ替わった相手とコンタクトが取れない距離にいるという作品はあるが、
近距離で連絡が取れない理由を時間軸に求めた
・時間のずれに気づかないエクスキューズは最初の設定として見せている
・意識的に起こす中盤の入れ替わりが、物語を転がすきっかけになる
・これまでの入れ替わりモノは「男になった女」が一方的に損をしていた。
それを時代の風潮の中でうまく処理している。
・「転校生」以来「入れ替わって苦労している二人がどうやってこの異常な
危機的状況から脱出するか」という話ばかりだった。だからいずれ元に戻る
展開にスリルも新鮮さもなかったが、君の名はは入れ替わりを「二人を強く
つなぐもの」と肯定的にとらえ、それがドラマを動かす核になっている。
・ようやく入れ替わりというジャンルは『転校生』から一歩前進した
ラノベとかを読んでいる世代にはタイムリープは「基本」だけど、
その世代にも喜ばれているのは当然ちゃんとした理由があるわけで、
「売れ線要素さえ入れればヒットするんだろ!」なんていう五流は
当然大爆死作品しか作れない。