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小池都知事とＩＯＣバッハ会長が18日トップ会談へ
[2016年10月10日1時59分]
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２０２０年東京五輪・パラリンピックの開催コスト削減に向けて会場計画の抜本的な見直しを検討している東京都の小池百合子知事と、今月来日する国際オリンピック委員会（ＩＯＣ）のバッハ会長が、
１８日に会談する方向で調整が進んでいることが９日、分かった。開催計画の変更には最終的にＩＯＣの承認が必要となるだけに、トップ会談に注目が集まる。
小池知事は、都の調査チームによる報告書公表から１カ月をめどに方向性を示す考えで、ボートなど３つの競技会場の見直し案提言を受けて今月末までに結論を出す見通し。大会組織委員会も年内に予算計画をＩＯＣに提出予定で、
会場整備費の再試算や費用分担の見直しが急務となっている。バッハ会長との会談では、会場計画や３兆円を超える可能性が指摘された大会経費について意見交換するとみられる。
バッハ会長は国際会議「スポーツ文化ワールドフォーラム」出席のため東京を訪れ、２０日に基調講演する。
調査チームが見直し対象とした３会場のうち、ボートとカヌー・スプリントの「海の森水上競技場」は宮城県登米市の長沼ボート場が代替地に挙がっている。小池知事は１２日に宮城県の村井嘉浩知事と会い、
１５日には長沼ボート場を視察する予定。国際ボート連盟が現在の計画通りの実施を求める中、小池知事は視察の結果についてもバッハ会長と協議する見通しだ。