16/07/28 07:22:16.20 CAP_USER9.net
公約に「都議会冒頭解散」を掲げるなど、自民党都連との対決姿勢を鮮明にする小池百合子氏。
19日の街頭演説では「増田氏以外を応援すると除名等の処分の対象となる」という都連の文書について、
「いかに都連の一部の人が勝手に決めて突っ走っているかということ」
と挑発すると、聴衆からは「内田を出せ~!」と声が上がった。
「内田」とは都連幹事長を10年以上務め「都議会のドン」と言われる内田茂都議のことと思われる。本誌先週号で猪瀬直樹元都知事が「知事候補の公認権を事実上、内田氏が握っている」と証言するなど、都政に絶大な力を持つとされる人物だ。あるベテランの都議会関係者がこう語る。
「内田氏が絶対的な力を持ち始めたのは石原慎太郎都知事時代。2005年に知事側近の浜渦武生副知事と対立し、百条委員会にかけた。形勢不利となった石原氏は浜渦氏を辞職させ、都庁で内田氏に頭を下げて事を収めた。
この一件で都庁の役人たちは内田氏を恐れるようになり、重要案件を事前に相談するなど『内田詣で』が始まった。都議が役人に『これがやりたい』と相談すると、『内田先生にお話は通ってますか』と言われる。周囲が祭り上げたことで、実体以上に巨大な存在となっていった」
小池氏が仮に当選した場合、圧倒的多数を誇る都議会自民党との対決は不可避。小池氏は22日に告示された都議補選(新宿区)に、自身の元秘書の男性(34)を自民党候補への“刺客”に立てるなど、議会にも味方を増やそうとしている。果たして「ドン」と戦えるのか。
「来年夏には都議選が控えている。自民党の中には、知事の出す予算案に賛成して選挙で応援してもらったほうが有利と考える議員も出てくるだろう。そうなると、都議会自民党は二つに割れる可能性もある」(前出の都議会関係者)
首都の政治がキナ臭くなってきた。(本誌・小泉耕平、西岡千史、上田耕司/今西憲之)
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