16/07/11 15:34:13.18 CAP_USER9.net
夏の到来を告げる全国高等学校野球選手権大会の予選大会が、各都道府県で始まっています。
毎夏、盛り上がる夏の甲子園を見ていると、日本は野球が盛んな国だとの認識を強くします。
実際、イチロー選手や田中将大選手をはじめとして、たくさんのスーパースターがメジャーリーグといった大舞台で活躍しています。
ところが、時代が変わって野球を取り巻く環境も変化しつつあります。
子供たちが好きなスポーツは、野球からサッカーに替わっているのです。
そうした野球離れの風潮に危機感を抱いているのが、東京ヤクルトスワローズの元選手・宮本慎也さんです。
宮本さんは本年度から、品川区の保育園・幼稚園を回って、野球教室を開いています。
どうして小さな園児たちに、野球を教えようと考えたのでしょうか?
公園でボール遊び禁止 野球に触れる機会がない
20年前まで、男の子が最初に覚えるスポーツは、なんと言っても野球でした。
子供の頃、家の前や近所の公園で父親とキャッチボールをしたという思い出のある人も多いのではないでしょうか?
しかし、近頃は、そうした光景も見られなくなりました。
「最近、公園でもボール遊びが禁止されるようになりました。
また、野球専用グラウンドでも、近所迷惑になるという理由で早朝に声を出して練習ができないところもあります。
そうした環境から、子供たちの野球離れが進んでいると感じました。
そこで、小さい頃から野球に触れる機会をつくれないかと考えたのです」と宮本さんは話します。
宮本さんは、アテネ・北京の両五輪で日本代表チームのキャプテンを務め、2014(平成26)年に現役を引退。
現在はプロ野球解説者として活躍しながら、これまでも少年少女に指導をする野球教室を頻繁に行ってきました。
宮本さんによると、野球の人気が落ちている一因には、用具がたくさん必要という理由もあります。
サッカーはボールひとつあればプレーできますが、野球はボールのほかにもバットやグローブ、ベースなどの用具が必要になります。
サッカーより難しいルールもネック 野球人気のかげり目の当たりに
ルールが難しいのも野球離れの一因です。オフサイドがなければ、サッカーはボールを蹴ってゴールに入れるという、
ちびっ子にもルールが理解しやすい競技といえます。
大人には難しくないように感じるかもしれませんが、ちびっ子にとって「ボールを打ったら一塁に走る」という野球のルールは難しいのです。
そうした面から、小さな子供たちが最初に始めるスポーツが野球からサッカーに移りつつあるのです。
「小学校にあがってから何かスポーツを始めたいと考えても、野球という選択肢がなければ、
野球を始める子供は増えません。『小学校に入学してから野球を始めればいい』という意見もありますが、
小学校からいきなり野球を始めることはハードルが高いのです。
野球を始めるにしても、幼少期から野球に親しんでいる必要があるのです。
そうした理由から、幼稚園・保育園を回って野球を身近に感じてもらおうと考えたのです。」
URLリンク(headlines.yahoo.co.jp)
★1 2016/07/09(土) 22:37:41.67
スレリンク(mnewsplus板)