16/04/22 22:24:57.27 CAP_USER*.net
広島商の新入部員が最初に覚えるのは校歌だ。
ああうるわしき厳島(いつくしま)
潮にたてる大鳥居
甲子園で何度となく斉唱されたフレーズを、入学式までに暗唱できるようにする。もっとも、メロディーは二の次だ。
「腹から声を出すんじゃ」「体を反れば、もっと大きな声が出る」
1年生指導係の新田渉(わたる)と池田樹(いつき)(ともに2年)の教えは明快だ。
1日に初集合し、「まずは広島商野球部の基本を学ぶ」と檜山忠監督。
だから指導係には真面目でリーダーシップのある2年生が選ばれる。
夏までは自分の練習よりも、1年生の指導を優先することになる。
校歌とともに、最初に教えるのがあいさつ。「おはようございます」「失礼します」。お辞儀の角度にも気をつける。
「つま先より2メートル前を見るんじゃ」と池田。大きな声であいさつするよう指導するが、
「校舎の1階だけはボリュームを抑えろや。職員室があって会議も多いけんな」
「はい」の返事は「は」と「い」を短く発音する。挙手する際は、手のひらを内側に向けて右手を真っすぐ挙げる。
「相手に親指が見えんようにするんじゃ」と新田は指導する。
そして、校歌。これもあいさつや返事と同様に、自分の一番大きな声で歌うように教える。
今年の入部希望者は36人。2日から指導を始め、全員で歌うだけでなく、一人ひとり歌わせてチェックもした