【スポーツ】子供の将来なりたい職業男子1位はサッカー 野球はトップ10圏外に 野球界のスター清原の末路が投げかける意味は重い…★3at MNEWSPLUS
【スポーツ】子供の将来なりたい職業男子1位はサッカー 野球はトップ10圏外に 野球界のスター清原の末路が投げかける意味は重い…★3 - 暇つぶし2ch128:名無しさん@恐縮です@\(^o^)/
16/02/06 14:20:12.23 DqKXAnxW0.net
(続き)
奮闘の甲斐あって甲子園出場。しかし、右ヒジは既にまっすぐには伸びない状態になっていた。
一球投げるたびに、激痛が全身を貫いた。歯を磨くのも左手、顔を洗うのも左手、食事くらいはと
右手ではしを持つと、痛みのあまり、幼児のようにはし使いがぎこちなくなり、ご飯粒が、はしの
すき間から、ぽろぽろとこぼれ落ちた。
決勝戦の朝は、自分の激痛のうめき声で目を覚ました。窓の外を見ると、雨が降っていた。
「このまま降り続いてくれ」。大野は悲痛な面持ちで、空に願いをかけた。しかし、無情にも宿舎を出る頃、
雨は上がっていた。
栽弘義監督は報道陣を前に、こう気炎を上げた。
「大野には死ぬつもりでやってもらいます。
かわいそうだが、野球生活が終わるつもりで。やる時にはやらにゃあ」
沖縄に優勝旗がこんうちは、戦後は終わらん―。ことあるごとにそう言い続けてきた栽にとって、
甲子園での“殉死”は、至上の美学だったに違いない。しかし、それは後で詳しく述べるが「教育」に
名を借りた全体主義的色彩の濃い「暴力」以外の何物でもない。
さらに言えば、若者の犠牲の上に成り立つ勝利には幾分の尊厳もない。
もちろん、4連投などという常軌を逸した過酷なスケジュールを強いる主催の朝日新聞、高野連の
罪も厳しく問われるべきであろう。
その年の秋、大野は沖縄の病院で右ヒジの手術を受けた。右ヒジの剥離骨折だった。驚くことに大野は
骨折したままの状態で773球を投げ抜いたことになる。
「春の時点で実は疲労骨折していた。そこへもってきて甲子園で無理をしたため、骨折がヒジの関節の中に
入り、剥離骨折を引き起こしてしまった。もし、手術を受けなかったら、野球は言うに及ばず、日常生活も
満足に営めなくなっていたでしょう。残念ながらピッチャー生命は断念せざるを得ない状態でした。
それにしても、甲子園とは若い人の体を蝕むためにあるものなのでしょうか……」
(沖縄県立南部病院整形外科・上江洲邦弘医師)


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