16/01/31 20:07:21.13 CAP_USER*.net
しかし、今回と類似のケースで、去年9月には、別の女性アイドル側に約65万円の損害賠償支払いを命じる判決が出てもいる。
こちらの場合も事務所が「交際禁止」を定めた規約を設け同意していたが、女性は男性ファンと交際に発展。
6人グループで活動していたのだが、グループは彼女の交際発覚が原因で解散した。
このため、裁判官は「解散の責任は女性にもある。
事務所から他のグループメンバーに支払われた衣装代やレッスン費用の一部を、女性も負担すること」として、65万円の支払いを命じたのだった。
アイドルには昔から“恋愛禁止”というルールが暗黙の了解として存在していたが、どこも厳密に運用していたわけではない。
あくまでも表面上は、「積極的に恋愛をしていない」ふりをすることが、アイドルをアイドルたらしめるひとつの要素となっていた。
しかしここ数年は状況が変わってきた。AKB48メンバーがバラエティ番組などで「恋愛禁止」を口にしたことから、ファンからの監視も厳しくなり、自らの首を締めている。
13年に峯岸みなみが現EXILEのメンバー・白濱亜嵐とのお泊りデートを報じられ、坊主頭にして泣きながら謝罪するという異様な事態にも発展した。
あの坊主謝罪を、「それぐらいAKBを大事に思っているんだね」と受け止めて彼女を「赦す」ことも、「坊主にしたぐらいで許されると思うな」と引退を急かす怒りの声も、どちらも異常である。
AKB構成員の中でも、もっともテレビでの活躍が目覚ましい指原莉乃は、レギュラー出演する『ワイドナショー』(フジテレビ系)で、「恋愛禁止ってやめません?」と発言。
彼女の場合は、加入間もない時期の恋愛について元交際相手の男性から週刊誌に暴露されてしまったことがあり、大いにバッシングを受けた。
その後も不屈の精神でアイドル稼業を継続しているが、もし仮に彼女が、あの時点で「辞めたい」と漏らしていたらどうなっていたのだろう。
規模をどんどん拡大し、数百人の若い女性たちをマネジメントするAKBグループ。
そろそろ「恋愛禁止」を標榜することは止めてはどうか。恋愛の自由を制限され、自ら仕事を選ぶことはできず、与えられた予定をひたすらこなしていくアイドルたちを「無邪気で可愛い」と見ることはできるか?
「下積み時代の苦労は当然」と受け止めるのか? もちろんタレント側が相応の対価を得ていれば良いだろうが、
芸能プロダクションが判断力や知識の乏しい若年層に対して、理不尽な命令に従い賠償金請求に怯えるような不利な契約を結ぶこと自体、厳しく制限する必要があるのではないだろうか。