16/01/26 16:45:17.26 CAP_USER*.net
米大リーグを担当していた2014年、ヤンキース戦の試合を取材していたときに元イングランド代表MFフランク・ランパード(37)が記者席に“乱入”してきたことがあった。
ヤ軍はマンチェスターCが協力してニューヨークシティーFC(NYCFC)を立ち上げており、その目玉としてランパードが加入。そのプロモーションでヤ軍戦の中継にゲスト出演していたのだった。
15年に米メジャーリーグサッカー(MLS)参入を果たしたNYCFCは、ニューヨーク市内にサッカースタジアムができるまでの当面の間、ヤ軍の本拠地ヤンキースタジアムを使用する。内野のアンツーカー部分に芝を敷き詰め、ヤンキースタジアムは一時的にサッカー場に変身する。
スタンドは野球を前提に設計されているため、客席からピッチまでの距離は座席によってまちまち。NYCFCの熱狂的なサポーターの友人は、「かなり見にくい」という。
だが、「ヤンスタでサッカーという新鮮な体験ができるし、ハコとしては優秀。フードコートとか、物販の設備、トイレとかはいわずもがな」。メジャー随一の球場の設備がそのまま使えるメリットもあるようだ。
ニューヨーク市は当初、ヤンキースタジアムのあるブロンクス地区にサッカースタジアム建設を予定していたが、建設予定地が二転三転。14年に市長が交代したこともあり、計画は宙ぶらりんになっている。
この状況。どこかと似ていないか? そう、広島だ。J1広島の本拠地エディオンスタジアムはアクセスも不便な上に、老朽化も著しい。そのため、長年サッカースタジアム建設構想があるが、旧広島市民球場跡地、広島みなと公園周辺など複数の候補地が浮かんでは消えている。
建設地が決まっても完成するまでには相当の期間を要する。いっそNYCFCにならって、プロ野球・広島の本拠地マツダスタジアムを使用してはどうだろうか。芝生のケアや日程の調整などクリアすべき課題はあるが、スタジアム建設よりはずっと敷居は低い。
いつもの赤ではなく、紫に染まったマツダスタジアム。ちょっと見てみたいと思いませんか?
■清水 公和(しみず・きみかず)
2011年から整理部を経て、米大リーグ、プロ野球・巨人を担当。1月からサッカーを担当。趣味は海外旅行で、これまでに89カ国を訪問。
「ちょっと自慢できそう」という理由で北朝鮮やウクライナのチェルノブイリ原発など超マニアックスポットを開拓する。シェアハウス暮らし、もうすぐ30歳。
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