【サッカー】公式戦で計測デバイス使用可能に。IT機器がもたらすサッカー革命at MNEWSPLUS
【サッカー】公式戦で計測デバイス使用可能に。IT機器がもたらすサッカー革命 - 暇つぶし2ch1:YG防衛軍 ★@\(^o^)/
15/11/18 19:30:53.57 *.net
 今年7月、サッカーの常識を覆すルール変更が、またひとつFIFAからアナウンスされた。
 これまでサッカーの公式戦では、選手にGPSなどの「計測デバイス」をつけることは禁止されていたが、
IFAB(国際サッカー評議会)の要請により、ついに解禁されることが決まったのだ。
 IFABとは、イングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドの各協会からの代表者1人と
FIFAからの代表者4人で構成される、サッカーのルールを決める組織だ。これまでには
「ゴールライン・テクノロジー」の導入などがここで認可されてきた。
 今年5月のIFABの会合においてGPSデバイスが正式に認められ、それを受けてFIFAは、
その導入を各大会の運営者や各国のリーグ主催者に委ねることを発表したのだった。
すでにFIFAの大会では使用実績が。
 すでにFIFAの大会では、今年5月から6月にかけてニュージーランドで開催されたU-20男子W杯、
6月から7月にかけてカナダで開催された女子W杯でGPSデバイスが解禁された。ニューヨークタイムズ紙に
よれば、女子W杯ではアメリカやカナダなど7チームが使用していたという。
 依然として、ベンチにいる監督やコーチが試合中にGPSデバイスから情報を受け取ることは禁止されているが、
ハーフタイムには活用することが認められている。
 現在、世界の多くのリーグでは高価なトラッキングカメラによって選手の走行距離やスプリント数が
計測されているが、それよりも安価で測れるようになる。元々、練習および練習試合ではGPSデバイスの
使用は自由だったが、やはり公式戦は別物。今回の規制緩和は、サッカー分析業界に大きなインパクトを
与えることが予想される。
 その変革の中で存在感を示しそうなのが、オーストラリア発のカタパルト社だ。
 7月7日、等々力陸上競技場で川崎フロンターレ対ドルトムントの親善試合が行われた際、
香川真司らドルトムントの選手がスポーツブラジャーのような装具を身につけていることが話題になった。
その“ブラジャー”に、カタパルト社の最新技術が詰まっている。同社の唯一の日本人スタッフ、斎藤兼氏はこう説明する。
「スポーツブラのようなウェアの背中の部分に、小さなデバイスを入れるポケットがあります。GNSS
(GPSは米軍が開発したもの。ロシアなどの衛星を含めた総称がGNSS)によって位置情報がわかるだけでなく、
デバイスには3つのセンサー、『加速度計』、『ジャイロスコープ』、『磁力計(コンパス)』が内蔵されていて、
様々なデータが内部メモリーに記録されます。それによってトラッキングカメラでは不可能なデータを得られるようになりました」

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15/11/18 19:31:25.09 *.net
走行距離などはもちろん、傾きや向きも。
 走行距離、加速回数、減速回数、方向転換回数、ヒートマップ、心拍数、運動負荷、ジャンプ回数、
短時間におけるスプリント回数、動作の左右対称性、速度―。
 ジャイロスコープによって体の傾きがわかり、さらにコンパスによって体がどちらを向いているかが
わかるからこそ、細かいデータ測定が可能になる。充電器を兼ねた専用ドックにデバイスを置くと、
自動的にパソコンに同期され、手動でデータをクラウドにアップできる。
また、GK専用のデバイスがあり、左右に跳んだ回数、跳んだあとに元の姿勢に戻るスピードを計測することができる。
この種の技術がオーストラリアで発展したのは、同国が1976年モントリオール五輪で金メダルゼロに
終わったことを受け、政府が1981年に国立スポーツ研究所を立ち上げたのがきっかけだった。
ウェアラブルデバイスの開発が進み、2006年に技術者2人が独立してカタパルト社を設立。
次第に五輪選手だけでなくプロチームスポーツも対象とし、世界をリードする会社になった。
東京五輪を控える日本にとっても参考になる取り組みだろう。
 ドルトムントのトゥヘル監督はあらゆる手法をサッカーに取り入れる指導者で、小麦や砂糖を減らす食事管理
に加え、生体エネルギーのセラピストを3週間に1度のペースでクラブハウスに招いている(たとえば磁力マットの
上でストレッチを行う)。当然、GPSデバイスに関心を抱かないわけがない。ドルトムントの新監督に就任すると、
すぐにカタパルト社のシステムを導入した。
 現在、ACミラン、ハノーファー、レバークーゼン、マインツ、レスター、ニューカッスル、アヤックス、
セルティック、ブラジル代表、コロンビア代表などが同社の製品のユーザーだ。
 GPSデバイスを開発しているのはカタパルト社だけでなく、他にはオーストラリアのGPSports社
(レアル・マドリー、チェルシー、バイエルンなど)、アイルランドのスタッツスポーツ社
(バルセロナ、ユベントス、マンチェスター・ユナイテッド、マンチェスター・シティ、アーセナル、リバプールなど)が大手だ。
 ただし昨年、カタパルト社がGPSports社を買収しており、今後は2つのグループがシェアを巡ってしのぎを
削ることになるだろう。ちなみに日本代表は、2014年W杯の準備期間および大会中の練習において
アディダス社のデバイスを使用していた。
オフザボールの研究を大きく変えるインパクト。
 個人的に興味を持ったのは、ジャイロスコープとコンパスの機能によって、バックステップの回数や、
ボールを受ける前にどんな動きをしたかを調べられるということだ。現代サッカーでは、パスを引き出す動きが
極めて重要になっている。そういうオフザボールの動きの分析に、GPSデバイスは大きな効果を発揮するだろう。
 デバイスの買取価格は1つ数十万円で、全員分揃えると初期投資に数百万円かかる。クラブとしては
新人をひとり雇える額だ(レンタルなら月に1デバイスあたり1万円前後)。だが、うまく使えばケガの予防や
組織力アップが期待でき、十分に元は取れるはずである。
 おそらく2018年ロシアW杯では、GPSデバイスがスタンダードになっているだろう。Jリーグでの解禁も
時間の問題だ。これからの指導者講習では、テクノロジーの利用も必須科目になりそうだ。
URLリンク(number.bunshun.jp)


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