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16： 用心棒
2013/08/11(日) NY:AN:NY.AN 0 AAS
■浜松抗争（昭和23年）
服部組vs朝鮮人グループ
小野組長の自宅まで襲撃に激怒した服部組の幹部達は、その夜に大工町へ集まり、返し（報復）の準備を急いだ。
しかし、朝鮮人グループも服部組からの報復を予想して動きを環視しており、大工町へ先に殴り込みをかけた。
集まりを襲われた服部組は拳銃で応戦し、朝鮮人グループもまた発砲し、両者身動きが取れないほどの乱射になった。
浜松市警察も警官隊を動員して鎮圧に乗り出すが、襲撃から引き上げる朝鮮人グループと伝馬町付近で遭遇、
朝鮮人グループは警官隊に向けて発砲し、警官隊と銃撃戦は30分近くも続いた。
翌朝、浜松市警は朝鮮人連盟の役員を呼び出し、昨夜の銃撃戦の犯人を出せと要求したが、
朝鮮人連盟の役員は「そんな事は知らない、銃撃戦とは何の事だ？」と突っぱねて、警察側の要求を一蹴した。
ニワ場帰りの板垣幹部が襲われ、小野組長宅や店も破壊され、大工町で襲撃までされた服部組は、
戦争態勢をとる事を確認し、全組員に非常召集をかけ、仲間や友好組織にも応援を頼んだ。
東海道スジからテキ屋や博徒が続々と浜松に乗り込んだが、その中には、
名古屋・矢野睦会の高島三次組長や沼津の山憲一家も駆け付け、500人以上のヤクザが集まった。
一方の朝鮮人グループも、服部組や応援部隊の集結を知り、新川橋の第一マーケットに立てこもり応戦態勢に入った。
夜７時すぎ、服部組・板垣菊次郎幹部の率いる第一の突撃隊が、
「行くぞーッ！！」
という掛け声と同時に、拳銃や猟銃を乱射しながらマーケットへ突入、
続いて日本刀や竹ヤリを持った100人の斬り込み隊が、第二陣として突入した。
朝鮮人グループ側も襲撃は覚悟していたので一歩もひかず、まさに戦争となった。