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>>430
広尾晃
2013年09月04日
私が高校時代、夏休みの終わりころになると、大阪府ではある選抜チームが作られた。
いわゆる在日韓国人選手による選抜チームだ。クラスメイトが選ばれていて、
そのときはじめて「あいつ、在日だったんだ」と思った覚えがある。
彼らは韓国で行われる高校野球大会に招待されるのだ。
全国屈指の激戦区で戦った選手が集まっている“在日大阪選抜”は強くて、
準決勝くらいまでは必ず進むが、このあたりで露骨な審判の不公平判定にあって敗退するのが常だった。
2014年12月08日
プロ野球選手に「在日」が多いのは、彼らが進学、就職の差別を受けていたために、能力を活かす道が限られていたからだ。
彼らがその道で活躍し、高収入を得たのは才能と努力のたまものである。
中には「日本社会に感謝すべきだ」という人もいるが、不当極まりない。謝罪すべきは謂れのない差別を加えてきた日本人の方だ。
野球界に「在日」の人々が多いのは、愚劣な差別をすることなく平等に選手を登用してきたからであり、誇らしいことだと思う。
私は大阪の高校に通学していたが、同級生には「在日」がたくさんいた。
普段はわからなくても、自宅に呼ばれると、室内の様子や出てくる食べ物などですぐにわかった。
その友人にとって日本人である私を招くのは、大変な決心だったかもしれないが、私は彼の友情の厚さを感じた。
また、家の人の歓迎は心温まるものだった。
長谷川晶一さんの「夏を赦す」という本には、私の体験と同じようなシーンが描かれている。