15/09/10 01:16:14.26 Od9Nw6i00.net
小林よしのり
●やっぱりハリウッドは凄い、日本人は嫉妬するな。
ただ単に、自国の「ゴジラ」の方が凄いという、矮小な国粋主義で批評するなら、
日本版のぬいぐるみのゴジラで満足していればいい。
ぬいぐるみでも、まだ日本版「ゴジラ」を作る余地はあると、わしは思っているが、
当面ハリウッド版のCGで作る「ゴジラ」を、わしはもっと見たい。
わしがハリウッド版「ゴジラ」の宣伝なんかしてやる義理はないのだが、どうしても第二弾が楽しみになる。
日本版ゴジラでは、ぬいぐるみだから顔の筋肉が動かない。
ハリウッド版は顔の筋肉が動くし、咆哮したあとに鼻の穴が膨らんで閉じる。
二度目の大咆哮の長さもしびれた。
音響が伝わって振動する座席で見たかったが、予約では取れなかったのが悔しい。
ムートーの真下に潜り込んで見る感覚も凄かったし、ゴジラの背びれが船の真下を潜り抜けたり、
鉄橋を破壊しながら暴れたりする臨場感も良かった。
最も凄かったのはパラシュートで降下する兵士が、厚い雲や粉じんを潜り抜けたときに、
突如視界に入るのが、格闘する真っ最中のゴジラとムートーで、兵士がその真横をすり抜けて降下するシーンだ。
ああいうシーンは日本版では一回も見たことがない。
怪獣が本当にいたらという臨場感を、徹底的に追求したイメージの数々が、日本版をはるかに凌駕している。