15/08/25 13:37:42.78 5LfFbnII0.net
東京ドームを埋めているのは、親会社の読売が金をはらったチケットで来る人たち
(おもに読売観光の東京見物ツアー客。同じ東京で神宮がガラガラなのもこれが理由)
◆チケットは読売本社が全て買い上げ、放映権は放送してもしなくても
全試合分を日本テレビが一括で買い上げる巨人戦、実質読売が経営?
最後に経営の話をしておきたい。
敢えて言うまでもないかもしれないが、東京ドームと巨人は何の資本関係もない赤の他人である。
東京ドームは読売グループの子会社だと思っている人がたまにいるが、巨人はただの店子。
球場内の飲食収入や広告看板収入は全て東京ドームのものだ。
東京ドームは柱1本にいたるまで広告スペース。このどん欲さは他のどの球場よりもすごい。
一方、球団経営会社の読売巨人軍に入るのは、チケット売り上げとテレビ放映権、それに
グッズ収入くらいなのだが、チケットは読売本社のスポーツ事業部が全て買い上げて差配し、
放映権は放送してもしなくても全試合分を日本テレビが一括で買い上げる。
読売グループが業界紙に公表している巨人の年商は、毎年概ね240億円。
似たような観客動員数の阪神の推定年商のほぼ倍になるのは、チケットと放映権の一括
買い取りがあってなおかつその単価が高いからということになるのだろう。
球団はもっぱら選手のマネジメント、経営はスポーツ事業部という役割分担になっているという
点で、巨人は12球団の中では極めて特殊な存在と言っていい。
それだけに、「自立しているのは巨人、阪神、広島だけ」という定説にも、違和感を禁じ得ないのだ。
東洋経済